UPSとは?停電時に電源を守る仕組みや役割を初心者向けに解説

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UPSとは何かを初心者向けに説明した画像

UPSとは、停電などでコンセントから電気が来なくなったときに、一時的に電気を送り続ける装置です。

かんたんに言うと、パソコンやサーバーなどを守るための「予備の電源」です。停電しても機器の電源がすぐに切れないようにします。

UPSは、会社のサーバーだけに使う特別な機器ではありません。家庭のパソコンや、インターネットにつなぐための機器などにも使われています。

この記事では、UPSとは何か、どのような仕組みなのか、停電するとどうなるのかを初心者向けに分かりやすく解説します。

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目次

UPSとは

UPSとは停電時にパソコンへ電気を送る無停電電源装置

UPSとは、停電したときなどに一時的に電気を供給する装置です。

日本語では「無停電電源装置」と呼ばれます。名前は難しく見えますが、基本的な役割はシンプルです。

UPSは「無停電電源装置」のこと

UPSは「Uninterruptible Power Supply」の頭文字を取った言葉です。

日本語では「無停電電源装置」といいます。停電などでコンセントから電気が来なくなっても、機器へ一時的に電気を送り続けます。

そのため、パソコンやサーバーの電源が突然切れるのを防ぐために使われています。

かんたんに言うと停電時の予備電源

身近なもので考えると、スマートフォンのモバイルバッテリーに少し似ています。

スマートフォンは充電器を外しても、本体のバッテリーに電気が残っていれば使い続けられます。

UPSも、停電したときにバッテリーにためておいた電気を使える点は似ています。

ただし、UPSは主にパソコンやサーバーなどを停電から守るために使う装置です。

UPSは何のために使う?役割を身近な例で解説

UPSの大きな役割は、突然の停電から機器や作業中のデータを守ることです。

特に、デスクトップパソコンや、常に動かしておきたいサーバーなどで役立ちます。

突然の停電でもすぐに電源が切れないようにする

デスクトップパソコンは、コンセントからの電気が止まると、そのまま電源が切れてしまいます。

一方、ノートパソコンは本体にバッテリーがあるため、停電してもすぐには電源が切れません。

デスクトップパソコンとコンセントの間にUPSをつないでおけば、停電したときにUPSから電気を送れます。

そのため、停電と同時にパソコンの画面が消えるのを防ぐことができます。

パソコンのデータを保存する時間をつくる

UPSは、停電中にパソコンを何時間も使い続けるためだけの装置ではありません。

大切なのは、作業中のデータを保存し、パソコンを正しい手順で終了するための時間をつくることです。

例えば、パソコンで文書を作っている途中に停電したとします。

UPSを使っていれば、停電してもすぐにはパソコンの電源が切れません。その間に文書を保存し、パソコンを終了できます。

UPSの仕組み

UPSの仕組み|通常時と停電時の電気の流れ

UPSの仕組みは、「普段」と「停電したとき」に分けて考えると分かりやすくなります。

普段はコンセントから電気を受け取り、停電したときはUPSの中にあるバッテリーを使って電気を送り続けます。

通常時はコンセントから電気を受け取る

UPSは、通常コンセントにつないで使います。

パソコンやサーバーなど、停電から守りたい機器はUPSにつなぎます。

普段はコンセントから来た電気を使いながら、UPSの中にあるバッテリーにも必要な電気をためておきます。

停電するとバッテリーの電気を使う

停電などでコンセントから電気が来なくなると、UPSはバッテリーにためてある電気を使います。

そして、つないでいるパソコンやサーバーなどへ電気を送り続けます。

これにより、停電した瞬間に機器の電源が切れるのを防ぎます。

どのくらいの時間使えるかは、UPSの性能や、つないでいる機器が使う電気の量によって変わります。

UPSだけで長時間使い続けるための装置ではない

UPSについて間違えやすいのが、「停電してもずっとパソコンを使える」と考えてしまうことです。

UPSのバッテリーにためられる電気には限りがあります。

そのため、多くの場合は停電後も作業を長く続けるのではなく、データを保存して機器を安全に終了するために使います。

UPSはどこで使われる?

UPSが使われる場面|パソコン・サーバー・ルーター

UPSは、突然電源が切れると困る機器で使われています。

代表的なのは、パソコン、サーバー、ネットワーク機器、データセンターなどです。

パソコン

UPSは、デスクトップパソコンの停電対策として使われます。

停電しても少しの間パソコンを動かせるため、作業中のデータを保存する時間をつくれます。

仕事でデスクトップパソコンを使っている場合や、大切なデータを扱っている場合に役立ちます。

サーバー

サーバーとは、ほかのパソコンやスマートフォンにデータや機能を提供するコンピューターのことです。

例えば、Webサイトのデータを保存したり、会社で使うシステムを動かしたりするために使われます。

サーバーの電源が突然切れると、利用しているサービスが止まることがあります。

そのため、サーバーを停電から守る目的でもUPSが使われています。

ネットワーク機器

ネットワーク機器とは、パソコンやスマートフォンをインターネットなどにつなぐための機器です。

家庭でよく使われているルーターもネットワーク機器の一つです。

こうした機器をUPSにつないでおけば、停電したときでも一時的に電気を送ることができます。

データセンター

データセンターとは、多くのサーバーや通信に使う機器をまとめて置いている施設です。

Webサイトやさまざまなサービスを支える機器が動いているため、安定した電源が必要です。

そのため、データセンターでも停電への備えとしてUPSが使われています。

UPSが停電したときの動きを具体例で確認

UPSの役割は、実際に停電が起きた場面を考えると理解しやすくなります。

ここでは、デスクトップパソコンをUPSにつないでいる場合を例に見てみましょう。

停電が起きる

まず、停電によってコンセントから電気が来なくなります。

UPSを使っていないデスクトップパソコンであれば、基本的にはそのまま電源が切れます。

UPSがバッテリーから電気を送る

UPSを使っている場合は、UPSの中にあるバッテリーの電気を利用します。

その電気をパソコンへ送るため、すぐにはパソコンの電源が切れません。

利用者は停電したことを確認し、作業中のデータを保存します。

データを保存して機器を安全に終了する

必要なデータを保存したら、いつもと同じ手順でパソコンを終了します。

停電した瞬間に電源が切れるのを避け、落ち着いて作業を終えるための時間をつくれることがUPSの大きな役割です。

UPSとポータブル電源の違い

UPSとポータブル電源の違いを初心者向けに解説

UPSと似た機器として「ポータブル電源」があります。

ポータブル電源とは、電気をためておき、コンセントがない場所などでも電気製品を使えるようにする持ち運び可能な電源です。

どちらもバッテリーを使いますが、主な目的が異なります。

UPSは停電から機器を守るために使う

UPSは、停電などでコンセントから電気が来なくなったときに、つないでいる機器へ電気を送り続けるために使います。

主な目的は、パソコンやサーバーなどの電源が突然切れるのを防ぐことです。

ポータブル電源は電気を持ち運ぶためにも使える

ポータブル電源は、ためておいた電気をさまざまな場所で使うことを目的としています。

キャンプや屋外での作業、停電時の予備電源などにも利用できます。

それぞれ向いている使い方

パソコンやサーバーを突然の停電から守りたい場合は、UPSが向いています。

コンセントがない場所で電気製品を使いたい場合は、ポータブル電源が向いています。

どちらが優れているというものではありません。何のために使うのかで選ぶことが大切です。

UPSについて初心者が間違えやすい点

UPSは停電時に役立つ装置ですが、できることには限りがあります。

初めてUPSを使う場合は、次の3点を覚えておくと分かりやすいでしょう。

停電中ずっと使えるとは限らない

UPSのバッテリーにためられる電気には限りがあります。

そのため、停電しても何時間でもパソコンを使い続けられるとは限りません。

使える時間は、UPSの性能や、つないでいる機器が使う電気の量によって変わります。

どの電気製品でもつなげるわけではない

UPSには、つないだ機器へ送ることができる電気の量に上限があります。

その上限を超える機器をつなぐことはできません。

使うときは、UPSの説明書や製品情報を見て、どのような機器をつなげるのか確認しましょう。

バッテリーには寿命がある

UPSの中にあるバッテリーは、ずっと同じ状態で使えるわけではありません。

長く使っていると少しずつ性能が低下し、停電時に使える時間も短くなることがあります。

交換する時期は製品によって異なります。使用しているUPSの説明書やメーカーの案内を確認しましょう。

UPSについてよくある質問

UPSは何の略ですか?

UPSは「Uninterruptible Power Supply」の略です。

日本語では「無停電電源装置」と呼ばれます。

UPSは停電すると何分くらい使えますか?

使える時間は、UPSの種類や、つないでいる機器が使う電気の量によって変わります。

同じUPSでも、つなぐ機器が増えたり、多くの電気を使う機器をつないだりすると、使える時間は短くなります。

具体的な時間を知りたい場合は、使用するUPSの製品情報を確認しましょう。

家庭のパソコンにもUPSは必要ですか?

すべての家庭に必ず必要なわけではありません。

ただし、デスクトップパソコンで大切なデータを扱っている場合などには役立ちます。

ノートパソコンには本体にバッテリーがあるため、停電してもすぐには電源が切れないのが一般的です。

UPSと蓄電池は同じですか?

UPSと蓄電池は同じものではありません。

蓄電池とは、電気をためておき、必要なときに使うための設備です。

UPSは主に、停電したときにパソコンやサーバーなどへ電気を送り、突然電源が切れるのを防ぐために使います。

一方、家庭用の蓄電池などは、ためておいた電気を家の照明や電気製品などで使う目的でも利用されています。

まとめ|UPSとは停電時に機器を守るための電源装置

UPSとは、停電などでコンセントから電気が来なくなったときに、一時的に電気を送り続ける装置です。

日本語では「無停電電源装置」と呼ばれ、パソコンやサーバー、ネットワーク機器などで使われています。

UPSがあれば、停電した瞬間に機器の電源が切れるのを防ぎ、作業中のデータを保存したり、機器を正しい手順で終了したりする時間をつくれます。

「停電中ずっと使うための装置」ではなく、「突然の停電から機器やデータを守るための予備電源」と覚えると分かりやすいでしょう。

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