収益とは、かんたんに言うと「入ってくるお金」のことです。 商品を売ったり、サービスを使ってもらったりしたときに得られるお金を指します。
たとえば、パン屋さんがパンを売ってお金を受け取った場合、そのお金は収益にあたります。 ITの世界でも、Webサイトやアプリ、動画サービスなどで得たお金を収益と呼びます。
ここだけ読めばOK
収益とは、会社やお店、Webサイトなどに入ってくるお金のことです。 ただし、収益がそのまま「もうけ」になるわけではありません。
ほかのIT用語も知りたい方は、初心者向けのIT用語辞典もあわせてご覧ください。
収益とは何かを簡単にいうと
収益は「入ってくるお金」のこと
収益は、仕事やサービスから得られるお金を表す言葉です。 会社やお店では、商品を売ったり、サービスを提供したりして得たお金を収益といいます。
ITの分野では、アプリの利用料、Webサイトの広告料、ネットサービスの会員料金などが収益になります。 つまり、何かの活動によって入ってくるお金が収益です。
身近な例で見る収益
文化祭でジュースを1本100円で売ったとします。 50本売れたら、入ってきたお金は5,000円です。
この5,000円が収益です。 ただし、ジュースを仕入れるためにお金を使っている場合、その分はあとで差し引いて考えます。
IT用語としても考え方は同じです。 アプリやWebサービスが広告や会員料金でお金を得ると、それが収益になります。
収益が使われる場面
会社やお店で使う場合
会社やお店では、商品やサービスを通じて得たお金を収益と呼びます。 たとえば、カフェなら飲み物や食べ物を売って得たお金が収益です。
収益を見ると、その会社やお店がどれくらいお金を得ているかが分かります。 ただし、収益だけでは、実際にどれくらいもうかっているかまでは分かりません。
Webサイトやアプリで使う場合
Webサイトやアプリでも、収益という言葉はよく使われます。 Webサイトとは、インターネットで見るページのまとまりのことです。
アプリとは、スマホやパソコンで使う便利なソフトのことです。 広告が表示されたり、有料の機能を使ってもらったりすると、お金が入ります。
このように、インターネット上のサービスから得るお金も収益です。 ブログ、動画サービス、スマホアプリなどでも使われる言葉です。
ITサービスで使う場合
ITサービスとは、インターネットやコンピューターを使って提供されるサービスのことです。 たとえば、動画配信サービス、ネットショップ、予約サイトなどがあります。
これらのサービスでは、月額料金、広告料、手数料などが収益になります。 月額料金とは、毎月払う利用料のことです。
収益と利益の違い
利益は「残ったお金」
収益と似た言葉に「利益」があります。 利益とは、かんたんに言うと「残ったお金」のことです。
収益から、使ったお金を引いて残ったものが利益です。 使ったお金のことを、ここでは費用と呼びます。
費用とは、商品を作ったり、サービスを続けたりするために出ていくお金です。 たとえば、材料費、電気代、人に払うお金などが費用です。
一言でいうと
収益は「入ってくるお金」。
利益は「収益から費用を引いて残ったお金」です。
収益が多くても利益が出るとは限らない
収益が多いと、もうかっているように見えます。 しかし、使うお金が多いと、手元に残るお金は少なくなります。
たとえば、収益が10万円でも、費用が9万円なら利益は1万円です。 収益が20万円でも、費用が25万円なら、利益はマイナスになります。
このように、収益を見るときは、利益との違いも合わせて考えることが大切です。
収益と売上の違い
売上は商品やサービスを売って得たお金
売上とは、商品やサービスを売って得たお金のことです。 「売上高」と呼ばれることもあります。
たとえば、1,000円の商品が10個売れたら、売上は1万円です。 この売上は、収益の中心になることが多いです。
収益は売上より広い意味で使われることがある
収益は、売上より広い意味で使われることがあります。 会社に入ってくるお金には、商品やサービスを売って得たお金以外もあるためです。
たとえば、広告料や手数料なども収益として扱われることがあります。 広告料とは、広告を出す会社などから受け取るお金のことです。
手数料とは、取引や手続きを手伝う代わりに受け取るお金のことです。 つまり、売上は収益の中の大きな一部と考えると分かりやすいです。
収益と収入の違い
収入は実際に入ってきたお金を指すことが多い
収入とは、実際に入ってきたお金を指すことが多い言葉です。 個人の給料や副業で得たお金にも使われます。
たとえば、「今月の収入」は、今月手元に入ったお金という意味で使われます。 家計の話では、収益よりも収入という言葉のほうがよく使われます。
収益は会社や事業の話で使われやすい
収益は、会社や事業の話で使われやすい言葉です。 事業とは、商品やサービスを売ってお金を得る活動のことです。
会社のお金の流れを説明するときは、収入よりも収益という言葉が使われることがあります。 個人のお金の話では収入、会社や事業のお金の話では収益と考えると分かりやすいです。
収益・費用・利益の関係
費用は出ていくお金
費用とは、商品を作ったり、サービスを続けたりするために使うお金です。 たとえば、材料費、広告費、サーバー代などが費用になります。
サーバーとは、Webサイトやアプリの情報を置いておくコンピューターのことです。 たとえると、インターネット上の「保管場所」のようなものです。
Webサイトやアプリを動かし続けるには、この保管場所を使うお金がかかることがあります。 そのお金も費用にあたります。
利益は収益から費用を引いたもの
収益、費用、利益の関係は、次のように考えると分かりやすいです。
収益 − 費用 = 利益
入ってきたお金から、出ていくお金を引いて残ったものが利益です。 そのため、会社やサービスの状態を見るときは、収益だけでなく費用も見ます。
収益化とは
収益化はお金を得る仕組みを作ること
収益化とは、サービスや活動からお金を得られるようにすることです。 かんたんに言うと、「お金を得る仕組みを作ること」です。
「マネタイズ」と呼ばれることもあります。 ただし、まずは「収益化=お金を得る仕組みを作ること」と覚えれば十分です。
Webサイトや動画での収益化の例
Webサイトでは、広告をのせて収益を得ることがあります。 動画サービスでは、広告や有料プランで収益を得ることがあります。
有料プランとは、お金を払うと使える追加サービスのことです。 たとえば、広告なしで使えるプランや、特別な機能が使えるプランなどがあります。
YouTubeの収益化という言葉も、この考え方に近いです。 ただし、YouTubeの条件や制度は変わることがあるため、この記事では深く扱いません。
収益モデルとは
収益モデルは「お金が入る道すじ」のこと
収益モデルとは、どのような方法でお金を得るかを表す考え方です。 かんたんに言うと、「お金が入る道すじ」のことです。
たとえば、無料アプリが広告でお金を得る場合、広告が収益モデルの中心になります。 有料アプリなら、アプリの販売代金や月額料金が収益モデルになります。
広告・会員制・販売などの例
収益モデルには、いくつかの形があります。 代表的なものは、広告、会員制、販売、手数料です。
- 広告:広告を見てもらうことでお金を得る
- 会員制:毎月の利用料でお金を得る
- 販売:商品やサービスを売ってお金を得る
- 手数料:取引を手伝う代わりにお金を得る
会員制は「サブスクリプション」と呼ばれることもあります。 これは、毎月または毎年、決まった料金を払って使う仕組みです。
また、基本は無料で使え、より便利な機能だけ有料にする形もあります。 この仕組みは「フリーミアム」と呼ばれることがあります。
ITサービスでは、このような収益モデルを組み合わせることもあります。 どの形でお金が入るかを見ると、サービスの仕組みが理解しやすくなります。
収益構造とは
収益構造は「お金の入り口の分かれ方」
収益構造とは、どこから、どのくらいお金が入っているかを見る考え方です。 かんたんに言うと、「お金の入り口の分かれ方」です。
たとえば、あるWebサービスの収益が、広告から70%、有料会員から30%だったとします。 このような収益の分かれ方が収益構造です。
収益モデルとの違い
収益モデルは、お金を得る方法に注目します。 収益構造は、お金の入り方の中身に注目します。
つまり、収益モデルは「どうやってお金を得るか」。 収益構造は「どこからどれくらい入っているか」と考えると分かりやすいです。
収益性とは
収益性は「もうけが出やすいか」を表す言葉
収益性とは、どれくらい「もうけ」が出やすいかを表す言葉です。 収益が多くても、使うお金が多いと、もうけは少なくなります。
たとえば、たくさん売れていても、作るためのお金が多くかかる場合があります。 その場合、収益は大きくても利益は少なくなります。
収益が大きくても収益性が高いとは限らない
収益が大きいことと、収益性が高いことは同じではありません。 大切なのは、入ってきたお金から、どれだけ残るかです。
会社やサービスを見るときは、収益だけでなく、費用や利益も一緒に見ると理解しやすくなります。
収益性のような経営の考え方は、ITの学習でも役立ちます。 試験との関係を知りたい方は、ITパスポート試験の記事も参考になります。
収益を理解するためのミニ用語集
収益のまわりには、似た言葉がいくつかあります。 迷ったときは、次の表で確認してください。
| 用語 | かんたんな意味 |
|---|---|
| 収益 | 入ってくるお金 |
| 費用 | 出ていくお金 |
| 利益 | 収益から費用を引いて残ったお金 |
| 売上 | 商品やサービスを売って得たお金 |
| 収入 | 実際に入ってきたお金 |
| 収益化 | お金を得る仕組みを作ること |
| 収益モデル | お金が入る道すじ |
| 収益構造 | お金の入り口の分かれ方 |
| 収益性 | もうけが出やすいかどうか |
初心者が間違えやすいポイント
収益と利益を同じ意味で使わない
初心者が特に間違えやすいのが、収益と利益を同じ意味で使うことです。 収益は入ってくるお金で、利益は残ったお金です。
たとえば、「収益が100万円」と聞いても、100万円もうかったとは限りません。 費用がかかっていれば、利益はもっと少なくなります。
売上だけで会社の調子を判断しない
売上が大きい会社は、順調に見えることがあります。 しかし、費用が多ければ利益は少なくなります。
そのため、会社やサービスの調子を見るときは、売上や収益だけで判断しないことが大切です。 収益、費用、利益をセットで見ると分かりやすくなります。
YouTube収益化や不動産の収益とは分けて考える
「収益」と検索すると、YouTube収益化や収益物件という言葉も出てきます。 しかし、これらは少し別のテーマです。
YouTube収益化は、動画からお金を得る仕組みの話です。 収益物件は、不動産からお金を得る物件の話です。
この記事では、まず基本の「収益とは何か」を理解することを目的にしています。
収益についてよくある質問
収益とは簡単にいうと何ですか?
収益とは、商品やサービスなどから入ってくるお金のことです。 お店、会社、Webサイト、アプリなどで使われます。
収益と利益の違いは何ですか?
収益は入ってくるお金です。 利益は、収益から費用を引いて残ったお金です。
収益と売上は同じですか?
近い意味で使われることもありますが、まったく同じではありません。 売上は商品やサービスを売って得たお金です。
収益は、売上より広い意味で使われることがあります。 広告料や手数料なども収益に含めて考える場合があります。
収益と収入の違いは何ですか?
収入は、個人の給料や副業など、実際に入ってきたお金を指すことが多い言葉です。 収益は、会社や事業の話で使われやすい言葉です。
収益化とは何ですか?
収益化とは、サービスや活動からお金を得られるようにすることです。 Webサイトの広告、アプリの有料プラン、動画の広告などが例です。
収益モデルとは何ですか?
収益モデルとは、どのような方法でお金を得るかを表す考え方です。 広告、会員制、販売、手数料などがあります。
まとめ:収益とは入ってくるお金を表す言葉
収益とは、商品やサービスなどによって入ってくるお金のことです。 会社やお店だけでなく、WebサイトやアプリなどのITサービスでも使われます。
ただし、収益はそのまま利益ではありません。 利益は、収益から費用を引いて残ったお金です。
まずは、次のように覚えると分かりやすいです。
- 収益:入ってくるお金
- 費用:出ていくお金
- 利益:収益から費用を引いて残ったお金
- 売上:商品やサービスを売って得たお金
- 収入:実際に入ってきたお金
収益の意味が分かると、会社やWebサービスのお金の流れが見えやすくなります。 IT用語としても、ビジネスの基本用語としても、最初に押さえておきたい言葉です。
