直接費と間接費とは?違いや具体例をわかりやすく解説

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直接費と間接費とは何かを初心者向けにわかりやすく解説

直接費と間接費とは、商品や仕事にかかったお金を分けるための考え方です。

かんたんに言うと、直接費は「何に使ったかがはっきり分かる費用」です。間接費は「何に使ったかを1つずつ分けにくい費用」です。

この記事では、直接費と間接費の意味、違い、具体例、分ける理由を初心者向けにわかりやすく解説します。

ここだけ読めばOK

直接費は、どの商品や仕事に使ったかが分かる費用です。

間接費は、どの商品や仕事に使ったかを1つずつ分けにくい費用です。

違いは「何に使ったかがはっきり分かるか」です。

ほかのIT用語も知りたい方は、初心者向けのIT用語辞典もあわせてご覧ください。

目次

直接費と間接費とは?かんたんに言うと

直接費と間接費とは、費用を分かりやすく整理するための分け方です。

費用とは、商品を作ったり、仕事を進めたりするためにかかったお金のことです。

たとえば、お弁当を作るとします。ごはん、肉、野菜などの材料代は、そのお弁当に使ったと分かります。

このように、何に使ったかがはっきり分かる費用が直接費です。

一方で、台所の電気代や家賃は、1つのお弁当だけに使ったとは言い切れません。

このように、何に使ったかを1つずつ分けにくい費用が間接費です。

会社の仕事でも考え方は同じです。商品や仕事ごとに分けやすい費用を直接費、分けにくい費用を間接費と呼びます。

直接費とは

直接費とは、どの商品や仕事に使ったかがはっきり分かる費用のことです。

「この商品を作るために使った」「この仕事をするために使った」と分かる費用が直接費です。

直接費の具体例

直接費には、次のようなものがあります。

  • 商品を作るための材料費
  • その仕事を担当した人にかかった人件費
  • その仕事のために外の会社や人へ頼んだお金
  • 特定の商品に使う部品代
  • 特定の仕事のために使った交通費

人件費とは、人に支払う給料や報酬などのことです。

たとえば、あるアプリを作るために作業した人の人件費は、直接費として考えやすい費用です。

外の会社や人に仕事を頼んだときのお金も、その仕事だけに使ったと分かるなら直接費になりやすいです。

間接費とは

間接費とは、どの商品や仕事に使ったかを1つずつ分けにくい費用のことです。

1つの商品だけでなく、会社全体や複数の仕事で使われる費用が多くなります。

間接費の具体例

間接費には、次のようなものがあります。

  • 事務所の家賃
  • 電気代
  • 水道代
  • 会社全体で使うアプリやサービスの利用料
  • 会社全体を支える人の人件費
  • みんなで使う備品代

たとえば、会社の事務所の家賃は、1つの商品だけのために払っているわけではありません。

このように、複数の商品や仕事にまたがって使われる費用は、間接費として考えます。

直接費と間接費の違い

直接費と間接費の違いは、「何に使ったかがはっきり分かるか」です。

はっきり分かるなら直接費です。1つずつ分けにくいなら間接費です。

項目直接費間接費
意味どの商品や仕事に使ったかが分かる費用どの商品や仕事に使ったかを分けにくい費用
見分け方使い道がはっきりしている複数の仕事にまたがる
材料費、担当者の人件費、外へ頼んだ費用家賃、電気代、管理する人の人件費
役割商品や仕事ごとの費用を見やすくする会社全体にかかる費用を整理する

見分けるポイント

見分けるときは、「この費用は、どの商品や仕事のために使ったと言えるか」と考えます。

はっきり言えるなら直接費です。はっきり分けにくいなら間接費です。

直接費と間接費の身近な例

直接費と間接費は、会社だけでなく、身近な場面でも考えられます。

ここでは、イメージしやすい例で見ていきます。

お弁当作りで考える直接費と間接費

お弁当を作るとき、ごはん、肉、野菜、卵などの材料代は直接費です。

そのお弁当に使ったと分かるからです。

一方で、台所の電気代や冷蔵庫の電気代は、1つのお弁当だけに使ったとは言い切れません。

そのため、間接費に近い費用と考えられます。

システム開発で考える直接費と間接費

システム開発とは、アプリやWebサービスなどの仕組みを作る仕事のことです。

あるアプリを作るために作業した人の人件費は、直接費として考えやすい費用です。

そのアプリだけで使うサービスの利用料も、直接費になることがあります。

一方で、会社全体で使う事務所の家賃や、みんなで使う会計アプリの利用料は、間接費として考えられます。

イベント運営で考える直接費と間接費

イベントの会場代、出演者への支払い、チラシの印刷代は、直接費として考えやすい費用です。

そのイベントに使ったと分かるからです。

一方で、会社全体の事務所代や、ほかの仕事でも使うパソコン代は、間接費として考えられます。

直接費と間接費を分ける理由

直接費と間接費を分ける理由は、費用を分かりやすく見るためです。

どの商品や仕事にどれくらいお金がかかったかを見やすくなります。

商品や仕事ごとのもうけを見やすくするため

利益とは、売上から費用を引いて残るお金のことです。

売上とは、商品やサービスを売って入ってきたお金のことです。

直接費と間接費を分けると、商品や仕事ごとの「その商品だけで見たもうけ」が見やすくなります。

たとえば、会社全体の家賃などを引く前に、「その商品単体で、どれくらい稼ぐ力があるのか」を見られます。

同じ売上でも、材料費や人件費などの直接費が大きい商品は、手元に残るお金が少なくなります。

このように分けることで、どの商品や仕事が効率よく利益につながっているかを考えやすくなります。

費用の使い道を見直すため

費用を分けると、どこにお金が多くかかっているかを見つけやすくなります。

材料費が高いのか、会社全体で使う費用が高いのかを考えやすくなります。

見積もりを作りやすくするため

見積もりとは、仕事にいくらかかるかを前もって出すことです。

直接費と間接費を分けておくと、次の仕事で必要なお金を考えやすくなります。

直接費・間接費と変動費・固定費の違い

直接費・間接費と似た言葉に、変動費と固定費があります。

どちらも費用を分ける言葉ですが、分ける基準が違います。

直接費と間接費は「何に使ったか」で分ける

直接費と間接費は、費用が何に使われたかで分けます。

どの商品や仕事に使ったかが分かるなら直接費です。分けにくいなら間接費です。

変動費と固定費は「量で変わるか」で分ける

変動費とは、作る量や売る量が増えると一緒に増える費用です。

たとえば、商品を多く作るほど増える材料費は、変動費になりやすい費用です。

固定費とは、売上や量が変わっても、あまり変わらない費用です。

たとえば、事務所の家賃は、売上が増えても減っても毎月かかることが多いです。

分け方見るポイント
直接費・間接費何に使ったか材料費、家賃など
変動費・固定費量で変わるか材料費、家賃など

同じ費用でも、見る角度によって名前が変わります。

たとえば、お弁当のお肉代は、そのお弁当に使うと分かるので直接費です。また、お弁当を作る数が増えるほど増えるため、変動費でもあります。

ただし、「直接費=変動費」とは限りません。

たとえば、複数の商品で共通して使う梱包用のテープ代や、工場の電気代は、どの商品にいくら使ったか分けにくいことがあります。

この場合は間接費です。しかし、たくさん作れば使う量が増えるため、変動費にもなります。

つまり、直接費・間接費と、変動費・固定費は、別の基準で分ける言葉です。

直接費と間接費の具体例

ここでは、直接費と間接費の具体例をまとめます。

実際には、会社や仕事の内容によって分け方が変わることがあります。

費用の例直接費になりやすい場合間接費になりやすい場合
人件費特定の仕事を担当した人の作業分会社全体を支える人の作業分
材料費特定の商品に使った材料複数の商品で共通して使う材料
交通費特定の仕事のための移動複数の仕事にまたがる移動
電気代特定の設備だけで使った分が分かる場合事務所全体で使った分
アプリやサービスの利用料特定の仕事だけで使うサービス会社全体で使うサービス

直接費と間接費で初心者が間違えやすい点

直接費と間接費は、費用の名前だけで決まるわけではありません。

どのように使われたかで考えることが大切です。

人件費は必ず直接費とは限らない

人件費は、直接費になることも、間接費になることもあります。

特定の仕事に使った作業分なら、直接費として考えやすいです。

一方で、会社全体の管理や事務をする人の人件費は、間接費として考えられることがあります。

電気代は必ず間接費とは限らない

電気代は、事務所全体で使うなら間接費になりやすいです。

ただし、特定の機械や設備だけで使った分が分かる場合は、直接費として考えることもあります。

会社によって分け方が変わる

直接費と間接費の分け方は、会社や仕事の内容によって変わることがあります。

そのため、勉強では「何に使ったかが分かるか」「分けにくいか」を基準に考えると分かりやすいです。

直接費と間接費が使われる場面

直接費と間接費は、お金の使い道を整理する場面で使われます。

会社のお金を記録・整理する仕事や、見積もり、原価計算などで出てくることがあります。

原価計算で使われる

原価計算とは、商品や仕事にかかったお金を計算することです。

直接費と間接費を分けると、費用の中身を整理しやすくなります。

たとえば、物を作る仕事では、材料費や作業した人の人件費などの直接費と、工場全体でかかる間接費を合わせて、商品を作るためのお金を計算します。

ITパスポートや基本情報技術者試験でも関係する

直接費と間接費は、ITだけの言葉ではありません。

会社のお金や仕事の進め方を学ぶ場面で出てくる基本的な言葉です。

ITパスポートや基本情報技術者試験では、会社の経営や仕事の進め方に関する分野で関係することがあります。

直接費と間接費に関するよくある質問

直接費と間接費の英語は?

直接費は英語で「direct cost」といいます。

間接費は英語で「indirect cost」といいます。

directは「直接の」、indirectは「間接の」という意味です。

人件費は直接費ですか?間接費ですか?

人件費は、直接費になることも、間接費になることもあります。

特定の仕事にかかった人件費なら、直接費として考えやすいです。

会社全体を支える人件費なら、間接費として考えられることがあります。

交通費は直接費ですか?間接費ですか?

交通費も、使い方によって変わります。

特定の仕事のための移動なら、直接費として考えやすいです。

複数の仕事にまたがる移動なら、間接費として考えることがあります。

直接費と売上原価の違いは?

売上原価とは、売れた商品やサービスにかかった費用のことです。

売上原価は、商品を作ったりサービスを提供したりするためにかかったお金をもとに計算します。

その中には、材料費や作業した人の人件費などの直接費だけでなく、工場や作業場全体でかかる間接費も含めて考えることがあります。

つまり、直接費や間接費は、費用を分けるための考え方です。一方で、売上原価は、それらをもとに集計して出てくる項目です。

直接費と間接費は建築や工事でも使いますか?

はい、建築や工事でも使われます。

ただし、建築や工事では、工事にかかるお金を見積もる考え方など、専門的な内容が入ることがあります。

この記事では、初心者向けに基本の意味を中心に説明しています。

まとめ:直接費と間接費とは、費用を分かりやすく分ける考え方

直接費と間接費とは、仕事や商品にかかった費用を整理するための考え方です。

直接費は、どの商品や仕事に使ったかが分かる費用です。間接費は、どの商品や仕事に使ったかを分けにくい費用です。

違いは「何に使ったかがはっきり分かるか」です。

直接費と間接費を分けると、商品や仕事ごとのもうけや、費用の中身を見やすくなります。

また、変動費・固定費とは分ける基準が違います。直接費・間接費は「何に使ったか」、変動費・固定費は「量で変わるか」で分けます。

まずは、費用の名前だけで判断せず、「どの仕事に使った費用か」を考えると理解しやすくなります。

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