バイナリファイルとは?意味・開き方・テキストファイルとの違いをわかりやすく解説

【PR】この記事には広告を含みます。
バイナリファイルとは何かを初心者向けに説明した画像

バイナリファイルとは、かんたんに言うと、人がそのまま読める文字ではなく、コンピューターが扱いやすい形で保存されたファイルのことです。

画像、動画、PDF、Excelファイルなど、私たちがふだん使っている多くのファイルは、バイナリファイルとして扱われます。 この記事では、バイナリファイルの意味、テキストファイルとの違い、開き方、拡張子の例を初心者向けにわかりやすく解説します。

この記事では、むずかしい計算の話はしません。 「バイナリファイルは、コンピューター向けに保存されたファイル」と分かれば十分です。

関連するIT用語をまとめて確認したい方は、IT用語一覧もあわせてご覧ください。

目次

バイナリファイルとは

バイナリファイルとは、0と1をもとにしたデータを専用ソフトで開いて内容を表示するファイルのこと

バイナリファイルとは、コンピューターが処理しやすい形で保存されたファイルです。 中身は、0と1をもとにしたデータで作られています。

ここでいうデータとは、ファイルの中に入っている情報のことです。 写真なら色や明るさ、動画なら映像や音の情報がデータにあたります。

バイナリファイルは、人がそのまま読める文章として保存されているわけではありません。 そのため、メモ帳などで開くと、意味の分からない文字の並びに見えることがあります。

バイナリファイルの意味

「バイナリ」は、英語の「binary」から来ています。 binaryには「2つの」「2進の」という意味があります。

2進とは、0と1だけで数や情報を表す考え方です。 コンピューターは、細かく見ると0と1の組み合わせでデータを扱います。

そのため、0と1をもとに保存されたファイルを、バイナリファイルと呼びます。 ただし、初心者のうちは0と1の計算まで覚える必要はありません。

バイナリファイルをかんたんに言うと

身近な例でいうと、バイナリファイルは「中身をそのまま見ても読めない保存箱」のようなものです。 箱の中には大切なデータが入っていますが、人が読むには専用の道具が必要です。

たとえば、写真ファイルをメモ帳で開いても、写真としては見えません。 写真アプリで開くことで、はじめて画像として見られます。

IT用語としてのバイナリファイルも同じです。 専用のソフトが、ファイルの中身を正しく読み取り、画像や音声、文書として表示しています。

バイナリファイルの身近な例

写真、動画、PDF、Excel、アプリなど、身近なバイナリファイルの例

バイナリファイルは、特別な人だけが使うものではありません。 パソコンやスマホを使っていれば、日常的に多くのバイナリファイルを扱っています。

画像ファイル

JPEG、PNG、GIFなどの画像ファイルは、代表的なバイナリファイルです。 写真やイラストの色、形、明るさなどの情報が、コンピューター向けの形で保存されています。

画像ファイルは、画像を見るためのアプリで開くと、写真やイラストとして表示されます。 しかし、メモ帳で開いても、画像としては見えません。

動画ファイル

MP4などの動画ファイルも、バイナリファイルです。 映像、音声、再生時間などの情報がまとまって入っています。

動画プレーヤーで開くと、映像として再生できます。 これは、動画プレーヤーがファイルの中身を正しく読み取っているためです。

PDFファイル

PDFファイルも、多くの場合はバイナリファイルとして扱われます。 文字だけでなく、画像、図、ページの配置などの情報が入っているためです。

PDFを見るには、ブラウザーやPDFを見るためのソフトを使います。 ブラウザーとは、Edge、Chrome、Safariなど、Webページを見るためのソフトです。

Excelファイル

Excelのファイルも、実質的にはバイナリファイルとして扱われることが多いファイルです。 表の数字、文字、計算式、色、線などの情報が、Excelで読み取れる形で保存されています。

なお、現在よく使われる「.xlsx」は、細かく見ると複数のデータをまとめて圧縮したファイルです。 ただし、メモ帳でそのまま読める文章ファイルではないため、初心者向けにはバイナリファイルに近いものとして理解すると分かりやすいです。

バイナリ形式とは

バイナリ形式とは、データをコンピューターが扱いやすい形で保存する方法のことです。 ここでいう形式とは、データの保存のしかたを指します。

画像、音声、動画、アプリのファイルなどは、バイナリ形式で保存されることが多いです。 文字だけでは表しにくい情報を保存しやすいからです。

バイナリ形式の意味

バイナリ形式は、人が目で読んで理解するための形式ではありません。 コンピューターや専用ソフトが読み取るための形式です。

たとえば、画像ファイルには「この場所は赤」「この場所は青」といった情報が細かく入っています。 それを効率よく保存するために、バイナリ形式が使われます。

なぜ文字としてそのまま読めないのか

バイナリファイルの中身は、文章として並んでいるわけではありません。 画像の色、音の波、動画の動きなどを表すためのデータが入っています。

そのため、メモ帳で開くと文字化けのように見えることがあります。 文字化けとは、読めない文字や記号が並んで見える状態のことです。

これは、メモ帳が本来は文字ではないデータを、文字として読もうとしているためです。 ファイルがこわれているとは限りません。

バイナリデータとは

バイナリデータとは、0と1をもとにしたデータのことです。 バイナリファイルの中には、このバイナリデータが入っています。

ファイル全体を指すときは「バイナリファイル」と呼びます。 その中身のデータを指すときは「バイナリデータ」と呼ぶことが多いです。

ファイルの中に入っているデータのこと

写真ファイルを例にすると、ファイルそのものがバイナリファイルです。 その中に入っている色や大きさなどの情報が、バイナリデータです。

動画ファイルなら、映像や音声の情報がバイナリデータです。 このデータを動画プレーヤーが読み取り、画面に表示しています。

2進数や16進数との関係

2進数とは、0と1だけで数を表す方法です。 コンピューターは、この0と1をもとにデータを扱います。

16進数とは、0と1の長い並びを、少し短く見やすくするための表し方です。 0から9までの数字と、AからFまでの文字を使います。

バイナリエディタでは、バイナリデータを16進数で表示することがあります。 初心者のうちは、「バイナリデータを見やすく表示する方法の一つ」と考えると分かりやすいです。

バイナリファイルとテキストファイルの違い

テキストファイルは文字をそのまま読めるが、バイナリファイルは専用ソフトで開く必要がある

バイナリファイルとよく比べられるのが、テキストファイルです。 どちらもファイルですが、中身の見え方が大きく違います。

テキストファイルとは

テキストファイルとは、文字を中心に保存したファイルです。 たとえば、メモ帳で作る「.txt」のファイルが代表例です。

テキストファイルは、人が読める文字として保存されています。 そのため、メモ帳などで開くと内容をそのまま読むことができます。

バイナリ形式とテキスト形式の違い

比較項目バイナリファイルテキストファイル
中身の見え方そのままでは読みにくい文字として読める
主な例画像、動画、PDF、Excel、アプリメモ帳の文章、CSV、HTML
開き方専用ソフトで開くメモ帳などで開ける
保存のルール色、音、表の形などを、ソフトが読める独自のルールで保存する文字コードという、文字を表すためのルールに沿って保存する
得意なこと画像や音声などを保存しやすい文章を保存しやすい

テキスト形式とは、文字として読める形で保存する方法です。 一方、バイナリ形式は、コンピューターが扱いやすい形で保存する方法です。

文字コードとは、文字をコンピューターで扱うための対応表のようなものです。 たとえば、「あ」や「A」などの文字を、コンピューターが分かる形にするためのルールです。

CSVとは、表のデータを文字で保存したファイルです。 HTMLとは、Webページを作るための文字データです。

メモ帳で開けるファイルと開けないファイルの違い

メモ帳で内容が読めるファイルは、テキストファイルであることが多いです。 一方、メモ帳で開いても意味の分からない文字が並ぶ場合は、バイナリファイルの可能性があります。

ただし、メモ帳で読めないからといって、ファイルがこわれているとは限りません。 そのファイルに合ったアプリで開くと、正しく表示されることがあります。

バイナリファイルの拡張子の例

拡張子とは、ファイル名の最後につく「.jpg」「.pdf」などの部分です。 ファイルの種類を見分ける目印になります。

バイナリファイルには、さまざまな拡張子があります。 ここでは、よく見かける例を紹介します。

画像でよく使われる拡張子

  • .jpg
  • .jpeg
  • .png
  • .gif
  • .bmp

これらは、写真やイラストを保存するためによく使われます。 画像を見るソフトやブラウザーで開くと、画像として表示されます。

音声や動画でよく使われる拡張子

  • .mp3
  • .wav
  • .mp4
  • .mov
  • .avi

音声や動画は、文字だけでは表せません。 そのため、多くの場合はバイナリファイルとして保存されます。

文書や表計算でよく使われる拡張子

  • .pdf
  • .docx
  • .xlsx
  • .pptx

これらのファイルには、文字だけでなく、画像、表、色、配置などの情報も入っています。 そのため、専用ソフトで開くと見やすい形で表示されます。

アプリやプログラムでよく使われる拡張子

  • .exe
  • .app
  • .apk

これらは、アプリやプログラムで使われるファイルです。 コンピューターが実行するための命令が入っているため、バイナリファイルとして扱われます。

ふだんは中身を直接見るものではありません。 アプリやOSが読み取って使います。

バイナリファイルの開き方

バイナリファイルはメモ帳では読みにくい文字になることがあり、ファイルに合った専用ソフトで開くと正しく表示できる

バイナリファイルは、基本的にそのファイルに合ったソフトで開きます。 画像なら画像を見るソフト、PDFならPDFを開けるソフトを使います。

専用ソフトで開くのが基本

たとえば、画像ファイルは写真アプリやブラウザーで開けます。 PDFファイルは、ブラウザーやPDFを見るためのソフトで開けます。

Excelファイルは、Excelや表計算ソフトで開きます。 このように、ファイルの種類に合ったソフトを使うのが基本です。

メモ帳で開くと文字化けのように見えることがある

バイナリファイルをメモ帳で開くと、記号や読めない文字が表示されることがあります。 これは、メモ帳がファイルを文字として読もうとするためです。

見慣れない表示になっても、すぐに問題があるとは限りません。 そのファイルに合ったソフトで開き直すと、正しく表示されることがあります。

中身を確認したいときはバイナリエディタを使う

バイナリファイルの中身を細かく確認したいときは、バイナリエディタを使います。 バイナリエディタとは、ファイルの中身を細かく見るためのソフトです。

ただし、初心者の場合は、いきなり編集するよりも確認に使うのがおすすめです。 内容を書き換えると、ファイルが正しく開けなくなることがあるためです。

バイナリエディタとは

バイナリエディタとは、バイナリファイルの中身を確認したり、必要に応じて編集したりするためのソフトです。 通常は、データを16進数などで表示します。

ふつうの文章編集ソフトとは役割が違います。 メモ帳が文章を見るための道具なら、バイナリエディタはファイルの中身を細かく確認するための道具です。

バイナリデータを確認するためのツール

バイナリエディタを使うと、ファイルの中身を細かく確認できます。 たとえば、ファイルの先頭にどのようなデータが入っているかを見られます。

開発や調査の場面では、ファイルの形式を確認するために使われることがあります。 ただし、日常的に使う必要がある人は多くありません。

Windows11やVSCodeで確認する方法の考え方

Windows11では、バイナリエディタのソフトを使って確認する方法があります。 また、VSCodeという開発者向けのソフトを使って、バイナリファイルを確認する方法もあります。

VSCodeは、アプリやWebサイトを作る人がよく使うソフトです。 標準機能または公式の機能を追加することで、バイナリファイルを16進数で表示して確認できます。

ただし、初心者が無理に使う必要はありません。 まずは「バイナリファイルは、専用ソフトで開くもの」と理解できれば十分です。

初心者は編集より確認から始める

バイナリエディタでは、ファイルの中身を編集できる場合があります。 しかし、初心者はまず見るだけにするのが安心です。

バイナリファイルは、少し中身を変えただけで正しく開けなくなることがあります。 編集が必要な場合は、元のファイルをコピーしてから作業するとよいです。

バイナリファイルを比較する方法

バイナリファイルを比較するとは、2つのファイルが同じか、どこが違うかを確認することです。 文章ではなく、ファイルの中身そのものを比べます。

同じファイルか確認したいときに使う

たとえば、同じ画像ファイルに見えても、中身が少し違うことがあります。 ファイルのコピーが正しくできたか確認したいときに、バイナリ比較を使うことがあります。

見た目では分かりにくい違いも、バイナリ比較なら確認できます。 アプリやWebサービスを作る仕事、ファイル管理の場面などで使われます。

バイナリ比較とテキスト比較の違い

テキスト比較は、文章の違いを見る方法です。 たとえば、2つのメモ帳ファイルのどの行が違うかを確認します。

バイナリ比較は、ファイルの中身のデータを比べます。 画像、PDF、Excelファイルなど、文字として読めないファイルを比べるときに使います。

WinMergeなどの比較ツールでできること

WinMergeは、2つのファイルの違いを比べるためのソフトです。 たとえば、コピー前とコピー後のファイルが同じかを確認するときに使われます。

ただし、バイナリファイルの違いは、文章の違いのように分かりやすく見えるとは限りません。 「同じかどうか」を確認する目的で使うことが多いです。

初心者が間違えやすい点

バイナリファイルは、名前だけを見ると少し難しく感じるかもしれません。 しかし、意味を分けて考えると理解しやすくなります。

バイナリファイルは危険なファイルという意味ではない

バイナリファイルという言葉は、危険なファイルという意味ではありません。 画像、動画、PDFなど、身近なファイルにも使われる普通の形式です。

もちろん、知らない相手から届いたファイルをむやみに開かないことは大切です。 ただし「バイナリファイルだから危険」と考える必要はありません。

文字化けして見えても壊れているとは限らない

バイナリファイルをメモ帳で開くと、文字化けのように見えることがあります。 これは、ファイルが壊れているという意味ではありません。

メモ帳が、本来は文字ではないデータを文字として表示しようとしているためです。 正しいソフトで開けば、問題なく見られることがあります。

拡張子だけで中身を完全に判断しない

拡張子は、ファイルの種類を知るための目印です。 しかし、拡張子だけで中身を完全に判断できるわけではありません。

たとえば、拡張子を変えても、ファイルの中身そのものが変わるわけではありません。 ファイルを正しく扱うには、中身に合ったソフトで開くことが大切です。

バイナリファイルが使われる場面

バイナリファイルは、パソコンやスマホの中で幅広く使われています。 文字だけでは表しにくい情報を保存する場面でよく使われます。

画像や動画を保存するとき

写真、イラスト、動画、音声などは、バイナリファイルとして保存されることが多いです。 色や音の情報を効率よく保存できるためです。

スマホで撮った写真や動画も、バイナリファイルの一種です。 私たちは意識せずに、毎日バイナリファイルを使っています。

ソフトやアプリのファイルを扱うとき

パソコンのソフトやスマホのアプリも、バイナリファイルを使っています。 アプリの動作に必要な情報が、コンピューター向けの形で保存されています。

このようなファイルは、ふつうは利用者が直接編集するものではありません。 ソフトやアプリが自動で読み取って使います。

システム開発やデータ確認の場面

システム開発とは、アプリやWebサービスなどを作る仕事のことです。 この仕事では、ファイルの中身を確認するためにバイナリファイルを扱うことがあります。

また、ファイルが同じかどうかを確認するために、バイナリ比較を使うこともあります。 日常利用よりも、確認や調査の場面で使われることが多いです。

バイナリファイルに関するよくある質問

バイナリファイルはメモ帳で開けますか?

開くこと自体はできます。 ただし、意味の分からない文字や記号が表示されることがあります。

これは、メモ帳がファイルを文字として読もうとするためです。 画像やPDFなどは、それぞれに合ったソフトで開くのが基本です。

バイナリファイルとバイナリデータの違いは何ですか?

バイナリファイルは、バイナリデータが入ったファイルのことです。 バイナリデータは、そのファイルの中にあるデータそのものを指します。

たとえば、画像ファイルそのものはバイナリファイルです。 その中に入っている色や大きさの情報が、バイナリデータです。

バイナリファイルをテキストに変換できますか?

内容によっては、テキストに変換できることがあります。 たとえば、PDFの中に文字情報があれば、文字を取り出せる場合があります。

ただし、画像や音声などをそのまま文章に変換できるわけではありません。 ファイルの種類に合わせた変換方法が必要です。

バイナリファイルの拡張子には何がありますか?

代表的なものに、.jpg、.png、.mp4、.mp3、.pdf、.xlsx、.docx、.exeなどがあります。 画像、動画、音声、文書、表計算、アプリなどでよく使われます。

ただし、拡張子だけで中身を完全に判断することはできません。 実際の中身と、拡張子が合っているかを見ることも大切です。

バイナリファイルを編集してもよいですか?

基本的には、専用ソフトで編集するのが安全です。 画像なら画像編集ソフト、ExcelならExcelのように、目的に合ったソフトを使います。

バイナリエディタで直接編集することもできますが、初心者にはおすすめしません。 少しの変更で、ファイルが正しく開けなくなることがあるためです。

まとめ:バイナリファイルとは、コンピューターが扱いやすい形で保存されたファイル

バイナリファイルとは、人がそのまま読める文字ではなく、コンピューターが扱いやすい形で保存されたファイルのことです。 画像、動画、PDF、Excelファイル、アプリのファイルなど、身近な多くのファイルが当てはまります。

テキストファイルは、メモ帳などで文字として読めるファイルです。 一方、バイナリファイルは、専用ソフトで開くことで正しく表示されます。

メモ帳で開いて文字化けのように見えても、ファイルが壊れているとは限りません。 バイナリファイルは、ファイルの種類に合ったソフトで開くものだと覚えておくと理解しやすいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次