転送とは、かんたんに言うと、受け取ったものを別の相手や場所へ送ることです。
たとえば、自分に届いたメールを別の人へ送る。会社にかかってきた電話を担当者へつなぐ。スマホの写真をパソコンへ送る。これらは、どれも「転送」と呼ばれます。
この記事では、転送とは何かを、ITに詳しくない人にもわかるように、身近な例を使ってやさしく解説します。
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転送とは、受け取ったものを別の場所へ送ること

転送とは、一度届いたものや受け取ったものを、別の相手や場所へ送ることです。
たとえば、自分に届いたメールを同僚へ送る場合、それはメールの転送です。自分の電話にかかってきた電話を、別の電話番号へつなぐ場合も転送です。
身近な例で言うと、家に届いた荷物を別の家族へ渡すようなものです。荷物を自分で作ったわけではなく、受け取ったものを別の人へ渡しています。
ITでいう転送も考え方は同じです。メール、電話、写真、ファイルなどを、別の相手や機器へ送ることを指します。
転送の身近な例
転送という言葉は、ITだけでなく、日常生活や仕事の中でもよく使われます。
ここでは、よくある4つの例で見ていきましょう。
メール転送

メール転送とは、自分に届いたメールを、別の人や別のメールアドレスへ送ることです。
メールアドレスとは、メールを送る先を表す住所のようなものです。たとえば、取引先から届いた案内メールを、社内の担当者へ送る場合があります。
このようなときに「このメールを担当者へ転送する」と言います。
メールでは、件名の先頭に「FW」や「Fwd」と表示されることがあります。これは、メールの転送を表す目印です。
電話転送

電話転送とは、かかってきた電話を、別の電話番号へつなぐことです。
たとえば、会社の代表電話にかかってきた電話を、担当者のスマホへつなぐ場合があります。これが電話転送です。
外出中でも電話を受けやすくなるため、会社やお店でよく使われます。
なお、電話転送では、転送している間の通話料が、転送を設定している側にかかる場合があります。会社の電話をスマホへ転送している場合は、会社側に料金が発生することがあります。
ファイル転送
ファイル転送とは、写真、文書、動画などのファイルを、別の機器や場所へ送ることです。
ファイルとは、写真、文書、動画などを、ひとまとまりにしたものです。たとえば、スマホの写真1枚や、パソコンで作った資料1つもファイルです。
スマホの写真をパソコンへ送ることも、ファイル転送です。USBケーブルを使って送る場合もあれば、インターネットを使って送る場合もあります。
USBケーブルとは、スマホとパソコンなどをつなぐ線のことです。インターネットとは、スマホやパソコンで情報をやりとりする仕組みのことです。
郵便の転送
郵便の転送とは、前の住所に届いた郵便物を、新しい住所へ送ることです。
たとえば、引っ越しをしたあとに、前の住所へ届いた手紙を新しい住所へ届けてもらう場面で使われます。
ただし、郵便局の転送届の手続き方法は、IT用語としての転送とは少し目的が違います。この記事では、ITやビジネスで使う転送を中心に説明します。
ITで使う転送の意味
ITで使う転送とは、データを別の場所へ送ることです。
データとは、文字、写真、動画、音声、ファイルなど、コンピューターで扱う情報のことです。
たとえば、スマホからパソコンへ写真を送る。パソコンから別の人へ資料を送る。届いたメールを別のメールアドレスへ送る。これらはすべて転送の一種です。
ITでは、目に見えない情報が機器の間を移動します。そのため「何を、どこから、どこへ送るのか」を考えると、転送の意味がわかりやすくなります。
ビジネスで使う転送の意味
ビジネスで使う転送は、情報や連絡を必要な相手へ回すことです。
たとえば、問い合わせメールを担当部署へ転送することがあります。代表電話にかかってきた電話を、担当者へ転送することもあります。
このように、仕事では「届いたものを、対応できる人へ渡す」という意味で転送が使われます。
転送は、仕事を早く進めるために役立ちます。必要な人へ情報を届けることで、確認や対応がしやすくなります。
転送と送信の違い
転送と送信は似ていますが、意味は少し違います。
送信とは、自分から相手へ何かを送ることです。たとえば、自分で新しく書いたメールを相手へ送る場合は送信です。
一方で転送は、すでに届いたものや受け取ったものを、別の相手へ送ることです。
| 言葉 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 送信 | 自分から相手へ送ること | 新しくメールを書いて送る |
| 転送 | 受け取ったものを別の相手へ送ること | 届いたメールを同僚へ送る |
かんたんに言うと、送信は「新しく送ること」です。転送は「届いたものを回すこと」です。
転送と共有の違い
転送と共有も、よく似た言葉です。
共有とは、同じ情報を複数の人が見られる状態にすることです。たとえば、チームの人が同じ資料を見られるようにする場合です。
一方で転送は、情報を別の相手へ送ることです。メールやファイルを、別の人へ渡す場面でよく使います。
| 言葉 | 主な意味 | イメージ |
|---|---|---|
| 転送 | 別の相手や場所へ送る | 情報を渡す |
| 共有 | 同じ情報を見られるようにする | 同じ場所を見る |
転送は「送ること」です。共有は「見られるようにすること」です。
転送と返信の違い
転送と返信も、メールでよく使う言葉です。
返信とは、届いたメールに返事を送ることです。たとえば、相手から来た質問メールに答える場合は返信です。
転送は、届いたメールを別の人へ送ることです。返事をする相手と、情報を送る相手が違う点に注意しましょう。
| 言葉 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 返信 | 送ってきた相手へ返事をする | 質問メールに答える |
| 転送 | 届いたメールを別の人へ送る | 担当者へメールを回す |
転送でよく使われる言葉
転送には、いくつか関連する言葉があります。
ここでは、初心者が見かけやすい言葉を紹介します。
自動転送
自動転送とは、毎回手で送らなくても、決めた相手や場所へ自動で送られる仕組みです。
たとえば、会社のメールを別のメールアドレスへ自動で送る設定があります。条件を決めておくと、その条件に合うメールだけを送ることもできます。
データ転送
データ転送とは、文字、写真、動画、ファイルなどのデータを、別の場所へ送ることです。
スマホからパソコンへ写真を移すことも、データ転送の一つです。
転送速度
転送速度とは、データを送る速さのことです。
たとえば、大きな動画ファイルを送るときは、転送速度が速いほど短い時間で送れます。
転送速度は、道路の流れに少し似ています。道路が広くて空いているほど車が進みやすいように、通信の環境がよいほどデータも送られやすくなります。
ITでいう転送速度は、データがどれくらい速く別の場所へ送られるかを表す言葉です。
FW・Fwd
FWやFwdは、メールの件名につくことがある転送の目印です。
英語の「forward」を短くしたもので、メールを転送したときに表示されることがあります。
たとえば「FW: 会議資料」と書かれている場合、そのメールは誰かから転送されたメールだとわかります。
転送するときに気をつけること

転送は便利ですが、送る前に少し確認すると、より安心して使えます。
特に仕事で使う場合は、次の点を意識するとよいです。
必要な相手にだけ送る
メールやファイルを転送するときは、本当に必要な相手か確認しましょう。
関係のない人へ送ると、相手が内容を判断しにくくなることがあります。
個人情報や大切な情報を確認する
転送するメールやファイルの中に、名前、住所、電話番号などが含まれている場合があります。
個人情報とは、名前や住所など、その人が誰なのかわかる情報のことです。仕事の情報やお金に関わる内容も、必要な相手だけに送ることが大切です。
メールの下に残る履歴を確認する
メールを転送すると、これまでのやり取りの履歴が本文の下に残ることがあります。
履歴とは、過去のメールの本文や、やり取りの流れのことです。新しく送る相手に見せてよい内容か、送る前に確認しましょう。
見せる必要のない内容や、別の人の個人情報が残っている場合は、必要に応じて削除してから送ると安心です。
宛先を確認する
宛先とは、メールや手紙を送る相手のことです。
転送するときは、送る相手が正しいか確認しましょう。送る前に宛先を見るだけで、間違いを減らせます。
元の相手に返信するのか、転送先に返信するのかを確認する
転送されたメールに返信するときは、誰に返信するのかを確認しましょう。
元の送信者に返すのか、転送してくれた人に返すのかで、伝わる相手が変わります。
転送の英語表現
転送は、英語で「forward」と表すことが多いです。
forwardは、メールでよく使う「転送する」という意味の英語です。メールでは「Forward」や「Fwd」と表示されることがあります。
また、ファイルやデータを送る意味では「transfer」が使われることもあります。transferは、ファイルやデータを別の場所へ移すときに使われる英語です。
| 英語 | 主な意味 | 使われる場面 |
|---|---|---|
| forward | 転送する | メールを転送する |
| transfer | 移す、送る | ファイルやデータを移す |
メールの転送では「forward」、ファイルやデータの移動では「transfer」と覚えるとわかりやすいです。
転送とは何かでよくある質問
転送とはメールではどういう意味ですか?
メールでの転送とは、自分に届いたメールを、別の人や別のメールアドレスへ送ることです。
たとえば、取引先から届いたメールを社内の担当者へ送る場合に使います。
転送電話とは何ですか?
転送電話とは、かかってきた電話を別の電話番号へつなぐ仕組みです。
会社の電話を、外出中の担当者のスマホへつなぐような場面で使われます。
電話転送に通話料はかかりますか?
電話転送では、転送元から転送先までの通話料がかかる場合があります。
たとえば、会社の電話をスマホへ転送している場合、会社側に通話料が発生することがあります。くわしい料金は、使っている電話会社や契約内容によって変わります。
転送すると相手にわかりますか?
メールの場合、件名に「FW」や「Fwd」がつくと、転送メールだとわかることがあります。
ただし、使っているメールソフトや設定によって見え方は変わります。送る前に件名や本文を確認するとよいです。
転送とコピーは同じですか?
同じではありません。
コピーは、同じ内容を複製することです。転送は、その内容を別の相手や場所へ送ることです。
たとえば、ファイルを複製するだけならコピーです。そのファイルを別の人へ送るなら転送です。
郵便の転送届とは何ですか?
郵便の転送届とは、引っ越しなどで住所が変わったときに、旧住所あての郵便物を新しい住所へ送ってもらうための手続きです。
IT用語としての転送とは少し分野が違いますが、「別の場所へ送る」という基本の意味は同じです。
転送と送信はどちらを使えばよいですか?
自分で新しく作ったメールを送るなら「送信」です。
すでに届いたメールを別の人へ送るなら「転送」です。
まとめ:転送とは、届いたものを別の場所へ送ること
転送とは、受け取ったものや届いたものを、別の相手や場所へ送ることです。
メール転送、電話転送、ファイル転送、郵便の転送など、さまざまな場面で使われます。
送信は「自分から新しく送ること」です。転送は「届いたものを別の場所へ回すこと」です。
転送するときは、宛先やメールの履歴、個人情報を確認すると安心です。電話転送では、料金がかかる場合がある点も知っておくと役立ちます。
まずは「転送とは、届いたものを別の場所へ送ること」と覚えておくと、メール、電話、データ、郵便のどの場面でも理解しやすくなります。

