リスケとは、かんたんに言うと「予定を組み直すこと」です。
会議、打ち合わせ、友達との約束などで、日時を変えるときに使われます。
この記事では、リスケの意味、使い方、言い換え、仕事で失礼にならない伝え方、メール例文、ドタキャンとの違いを初心者向けにわかりやすく解説します。
ここだけ読めばOK
リスケとは、予定を別の日や時間に変えることです。
予定をなくす「キャンセル」とは違い、次の予定を決め直す意味があります。
仕事のメールでは「日程を再調整する」と書くと、ていねいに伝わります。
ほかのIT用語も知りたい方は、初心者向けのIT用語辞典もあわせてご覧ください。
リスケとは
リスケとは、「リスケジュール」を短くした言葉です。
リスケジュールとは、予定や日程をもう一度組み直すことです。
たとえるなら、カレンダーに入れていた予定を、別の日や別の時間に動かすようなものです。
たとえば、月曜日の午後3時に入れていた予定を、水曜日の午前10時に変える場合、それはリスケです。
ITや仕事の場面でも意味は同じです。
会議、作業日、打ち合わせ、確認日などを変更するときに「リスケする」と言います。
リスケは「リスケジュール」の略
リスケは、英語の「reschedule」から来た言葉です。
rescheduleは、日本語で「予定を組み直す」という意味です。
日常会話では「リスケ」と短く言うことが多いです。
ただし、仕事のメールでは、相手によっては少しくだけた印象になることがあります。
かんたんに言うと「予定を組み直すこと」
リスケは、予定をなくすことではありません。
予定を別の日や別の時間に変えることです。
そのため、「中止」ではなく「日程変更」に近い言葉です。
次の予定を決める意味があると考えると、分かりやすいです。
リスケの意味
リスケの意味は、「予定を変更して、もう一度組み直すこと」です。
仕事では、会議や打ち合わせの日時を変えるときによく使われます。
たとえば、次のような場面です。
- 会議の時間を変える
- 打ち合わせの日を変える
- 作業の開始日を変える
- 提出日や確認日を変える
予定を変える理由はさまざまです。
参加者の都合、作業の遅れ、ほかの予定との重なりなどがあります。
仕事では会議や作業予定の変更で使われる
仕事では、複数の人が同じ予定に関わります。
そのため、1人の予定が変わると、会議や作業日を決め直すことがあります。
ITの仕事でも、リスケはよく出てきます。
システムを作る打ち合わせ、確認作業、公開日の相談などで使われます。
リスケの使い方
リスケは、会話でもメールでも使われます。
ただし、使う相手に合わせて言い方を変えると、より伝わりやすくなります。
会議をリスケする
「会議をリスケする」は、会議の日程を変えるという意味です。
社内の会話では、よく使われる表現です。
例文は、次のとおりです。
- 明日の会議を来週にリスケします。
- 参加者がそろわないため、会議をリスケします。
- 午後の打ち合わせを午前中にリスケできますか。
打ち合わせがリスケになった
「打ち合わせがリスケになった」は、打ち合わせの予定が変更になったという意味です。
自分が変更した場合だけでなく、相手から変更の連絡が来た場合にも使えます。
例文は、次のとおりです。
- 今日の打ち合わせは、来週にリスケになりました。
- 相手の都合で、打ち合わせがリスケになりました。
- 確認会は金曜日にリスケされています。
予定をリスケさせてください
「予定をリスケさせてください」は、予定変更をお願いするときの言い方です。
ただし、仕事でやり取りする相手や上司には、少しくだけて見えることがあります。
よりていねいにするなら、次のように言い換えます。
- 日程を再調整させていただけますでしょうか。
- 日時を改めてご相談させてください。
- 別日で調整させていただけますでしょうか。
リスケは失礼?
リスケという言葉そのものが、失礼なわけではありません。
ただし、相手や場面によっては、少し軽い言い方に見えることがあります。
友達や同僚との会話なら、リスケでも自然です。
一方で、仕事でやり取りする相手、上司、先生、初めて連絡する人には、ていねいな言い方が向いています。
上司や目上の人には「日程を再調整する」が無難
上司や先生など、ていねいに伝えたい相手には、「リスケ」よりも「日程を再調整する」のほうが無難です。
日程を再調整するとは、「日を決め直す」という意味です。
たとえば、次のように書けます。
- 恐れ入りますが、日程を再調整させていただけますでしょうか。
- 都合により、日時を改めてご相談させていただけますでしょうか。
- 別日での調整をお願いできますでしょうか。
理由とおわびをそえると伝わりやすい
リスケをお願いするときは、理由を短く伝えます。
あわせて、おわびの言葉をそえると、相手に伝わりやすくなります。
理由は長く書きすぎなくて大丈夫です。
「都合により」「別件対応のため」など、短い説明でも十分な場合があります。
リスケの言い換え
リスケは、相手や場面に合わせて言い換えできます。
仕事のメールでは、言い換えを使うとていねいに見えます。
日程を再調整する
仕事で一番使いやすい言い換えです。
「日を決め直す」という意味で使えます。
予定を変更する
日常でも仕事でも使いやすい言葉です。
リスケよりも意味が分かりやすい表現です。
日時を改める
日時を改めるとは、別の日や時間にすることです。
少していねいな言い方なので、仕事のメールに向いています。
スケジュールを組み直す
スケジュールを組み直すとは、予定全体をもう一度考え直すことです。
作業日や公開日など、複数の予定に関わる場合にも使えます。
リスケのビジネスメール例文
ここでは、仕事で使えるメール例文を紹介します。
ビジネスメールとは、仕事で送るメールのことです。
そのまま使う場合は、相手や内容に合わせて直してください。
会議をリスケしたいときの例文
件名:会議日程の再調整のお願い
お世話になっております。
予定しておりました会議について、都合により日程を再調整させていただけますでしょうか。
候補日は、以下のとおりです。
- 〇月〇日(月)10:00〜11:00
- 〇月〇日(火)14:00〜15:00
- 〇月〇日(水)16:00〜17:00
Web会議での実施を想定しております。
お手数をおかけしますが、ご都合のよい日時をお知らせいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
リスケをお願いされたときの返信例
お世話になっております。
日程変更の件、承知しました。
ご提示いただいた候補日のうち、〇月〇日(月)10:00〜11:00でお願いいたします。
当日はどうぞよろしくお願いいたします。
リスケのおわびを伝える例文
お世話になっております。
こちらの都合により、日程の再調整をお願いすることとなり申し訳ございません。
可能でしたら、別日で改めて調整させていただけますでしょうか。
お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。
リスケするときに気をつけること
リスケは、予定を変える行動です。
相手の時間にも関わるため、伝え方が大切です。
早めに伝える
予定を変える必要が分かったら、早めに連絡します。
早く伝えるほど、相手も予定を調整しやすくなります。
変更したい理由を短く伝える
理由は、短く分かりやすく伝えます。
長く説明しすぎると、かえって分かりにくくなることがあります。
代わりの候補日を出す
リスケをお願いするときは、代わりの日を出すと親切です。
相手が選びやすくなるため、日程が決まりやすくなります。
いつ、だれが、何を、どのように調整するかを整理したいときは、5W1Hも役立ちます。
5W1Hは、情報を分かりやすく整理するための考え方です。
相手へのおわびを忘れない
自分の都合で予定を変える場合は、おわびの言葉を入れます。
短くてもよいので、相手への配慮を示すことが大切です。
リスケとドタキャンの違い
リスケとドタキャンは、どちらも予定に関わる言葉です。
ただし、意味は同じではありません。
リスケは予定を変更すること
リスケは、予定を別の日や別の時間に変えることです。
予定そのものは、なくなっていません。
たとえば、今日の会議を来週に変える場合はリスケです。
次の日時を決めることが大事です。
ドタキャンは直前に取りやめること
ドタキャンは、直前に予定を取りやめることです。
「土壇場でキャンセルする」を短くした言葉です。
土壇場とは、ぎりぎりのタイミングのことです。
ドタキャンの場合、次の予定が決まらないこともあります。
次の予定を決めるかどうかが大きな違い
リスケは、次の予定を決め直すことです。
ドタキャンは、予定そのものを取りやめることです。
| 言葉 | 意味 | 次の予定 |
|---|---|---|
| リスケ | 予定を別の日や時間に変える | 決めることが多い |
| ドタキャン | 直前に予定を取りやめる | 決まらないこともある |
ITや仕事でリスケが使われる場面
ITの仕事では、多くの人が関わって作業を進めます。
そのため、予定を見直す場面があります。
システム開発の打ち合わせを変更するとき
システム開発とは、仕事で使う仕組みやアプリを作ることです。
開発中は、確認や相談のための打ち合わせがあります。
参加者の都合が合わない場合、打ち合わせをリスケすることがあります。
このときは、できるだけ早めに連絡することが大切です。
作業日や納期を調整するとき
作業日や納期を変えるときにも、リスケという言葉が使われます。
納期とは、仕事を終えて相手に渡す期限のことです。
作業の遅れでリスケを考えるときは、大事な節目に影響しないかを確認することが大切です。
この大事な節目のことを、仕事ではマイルストーンと呼ぶことがあります。
マイルストーンは、作業の途中にある大事な目印のようなものです。
たとえば「ここまでに画面を作る」「ここまでに確認を終える」といった区切りです。
会議の参加者がそろわないとき
会議では、必要な人がそろわないと話が進みにくいことがあります。
その場合、別の日に変更することがあります。
ただし、何度も変更すると相手の予定にも影響します。
都合のよい日をいくつか出して、早めに決めると進めやすくなります。
リスケと似た言葉の違い
リスケと似た言葉には、延期、キャンセル、スケジュール変更があります。
意味を整理しておくと、使い分けしやすくなります。
リスケと延期の違い
延期は、予定を後ろにずらすことです。
たとえば、月曜日の予定を金曜日にする場合は延期です。
リスケは、後ろにずらすだけとは限りません。
早い日に変える場合や、時間だけ変える場合もあります。
リスケとキャンセルの違い
キャンセルは、予定を取りやめることです。
次の予定を決めない場合もあります。
リスケは、予定をなくすのではなく、組み直すことです。
次の日時を決める点が違います。
リスケとスケジュール変更の違い
リスケとスケジュール変更は、近い意味で使われます。
ただし、スケジュール変更のほうが、だれにでも分かりやすい言い方です。
仕事のメールでは「スケジュール変更」や「日程の再調整」と書くと、伝わりやすくなります。
リスケで初心者が間違えやすい点
リスケはよく使われる言葉ですが、少し意味を取り違えやすい言葉でもあります。
ここでは、初心者が間違えやすい点を整理します。
リスケは「中止」と同じではない
リスケは、予定を中止することではありません。
予定を別の日や別の時間に変えることです。
中止したい場合は、「キャンセル」や「取りやめ」と言ったほうが正確です。
仕事ではくだけた言い方に見えることがある
「リスケ」は短くて便利な言葉です。
ただし、相手によっては少し軽く聞こえることがあります。
社内の会話なら問題ないことが多いです。
仕事でやり取りする相手や目上の人には、「日程を再調整する」と言うとよいです。
銀行や金融のリスケとは意味が少し違う
銀行や金融の話で出てくるリスケは、借入金の返済スケジュールを見直してもらうことを意味します。
たとえば、毎月の返済額や返済期間を、銀行と相談して変える場合があります。
金融とは、銀行やお金のやり取りに関する分野のことです。
企業のお金のやりくりに関する専門用語として使われるため、会議の予定変更とは意味が大きく違います。
この記事で説明しているリスケは、会議や予定を組み直す意味です。
初心者向けには、まず「予定を別の日や時間に変えること」と覚えておくと分かりやすいです。
リスケに関するよくある質問
リスケとは何の略ですか?
リスケは、「リスケジュール」の略です。
予定や日程をもう一度組み直すことを意味します。
リスケは仕事で使ってよいですか?
社内の会話では使われることがあります。
ただし、仕事でやり取りする相手や目上の人には「日程を再調整する」と言い換えると、よりていねいです。
リスケは死語ですか?
リスケは、今でも仕事や日常会話で使われます。
ただし、相手によっては伝わりにくい場合もあるため、メールでは分かりやすい言葉に直すと安心です。
リスケされたらどう返せばよいですか?
まず、日程変更を受けたことを伝えます。
そのうえで、都合のよい日を返すとスムーズです。
例文は次のとおりです。
「日程変更の件、承知しました。〇月〇日でしたら対応可能です。」
リスケは英語で何と言いますか?
英語では「reschedule」と言います。
会議をリスケする場合は、「reschedule the meeting」と表現できます。
まとめ:リスケとは予定を組み直すこと
リスケとは、予定を組み直すことです。
会議、打ち合わせ、作業日、納期などを別の日や別の時間に変えるときに使われます。
リスケは便利な言葉ですが、仕事のメールでは少しくだけて見えることがあります。
仕事でやり取りする相手や目上の人には、「日程を再調整する」「日時を改める」などの言い方にすると、よりていねいです。
また、リスケはキャンセルとは違います。
予定をなくすのではなく、次の予定を決め直すことだと覚えておきましょう。
納期を変えられない場合は、作業の範囲を見直す相談が必要になることもあります。
作業の範囲、つまり「どこまでやるか」を整理したい場合は、スコープの考え方もあわせて確認すると理解しやすくなります。
