データセンターとは?何をする所か・クラウドとの違いを解説

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データセンターとは何かを初心者向けにわかりやすく解説

データセンターとは、サーバーや通信機器を置き、安定して動かすための専用施設です。

かんたんに言うと、データセンターは「Webサイトやアプリを裏側で支える大きな管理施設」です。電気、通信、冷却、防犯などの設備を整え、サーバーが止まりにくい環境を作っています。

この記事では、データセンターは何をする所なのか、中には何があるのかを解説します。サーバーやクラウドとの違い、仕組み、メリットや注意点も初心者向けに説明します。

疑問答え
データセンターとは?サーバーや通信機器を安全に動かすための施設
何をする所?電気、通信、冷却、防犯などをまとめて管理する
中には何がある?サーバー、通信機器、電源設備、冷却設備など
クラウドとの違いは?データセンターは施設、クラウドはサービスの使い方
なぜ必要?Webサイトやアプリを安定して使えるようにするため

関連するIT用語・ビジネス用語をまとめて確認したい方は、IT用語・ビジネス用語一覧もあわせてご覧ください。

目次

データセンターとは?何をするところ?

データセンターがWebサイトやアプリを裏側で支える仕組み

データセンターとは、サーバーやインターネットにつなぐための機器をまとめて置く施設です。

サーバーとは、Webサイトやアプリで使う情報を保存したり、利用者へ情報を返したりするコンピューターです。

私たちがWebサイトを見たり、動画を再生したりするときは、インターネットの先にあるサーバーと情報をやり取りしています。データセンターは、そのサーバーを安全に置き、安定して動かす場所です。

かんたんに言うとサーバーのための管理施設

データセンターをかんたんに言うと、「サーバーのための大きな管理施設」です。

サーバーは、電気が止まったり、熱がたまりすぎたりすると、正常に動かなくなることがあります。また、安定した通信や防犯対策も必要です。

データセンターでは、サーバーを動かすために必要な設備を一か所にまとめて管理しています。

データセンターの主な役割

データセンターには、主に次のような役割があります。

  • サーバーや通信機器を置く
  • Webサイトやアプリのデータを処理する
  • 電気や通信を安定させる
  • サーバーから出る熱を冷ます
  • 機器やデータを不正な侵入から守る
  • 停電、火災、地震などのトラブルに備える

データを置くだけではなく、サーバーを安全に動かし続けることがデータセンターの大切な役割です。

身近なサービスもデータセンターが支えている

データセンターは、私たちが毎日使っているさまざまなサービスを裏側で支えています。

たとえば、ニュースサイト、動画サービス、買い物アプリ、地図アプリ、会社のメールや社内システムなどです。

利用者が直接データセンターへ行くことはありません。しかし、インターネット上のサービスを使うことで、間接的にデータセンターを利用しています。

データセンターの中身と主な設備

データセンター内のサーバー、通信機器、電源、冷却設備

データセンターの中には、サーバーだけでなく、電源、通信、冷却、防犯などの設備があります。

どれか一つがあればよいのではなく、複数の設備を組み合わせることで、サーバーを安定して動かしています。

サーバーとサーバーラック

サーバーは、Webサイトやアプリに必要な情報を保存したり、計算したりするコンピューターです。

データセンターでは、多くのサーバーを「サーバーラック」と呼ばれる棚に入れて管理します。縦に並べることで、限られた場所に多くのサーバーを置きやすくなります。

インターネットにつなぐための機器

サーバーは、ほかのコンピューターやインターネットと情報をやり取りします。そのため、データセンターには通信を管理する機器があります。

ネットワークとは、コンピューター同士をつないで情報をやり取りする仕組みです。

多くの利用者からアクセスが集まっても対応できるように、通信のための設備を整えています。

電源設備

サーバーや通信機器は、電気で動きます。電気が止まると、Webサイトやアプリも使えなくなることがあります。

そのため、データセンターでは安定した電源を用意します。停電に備えるための装置や発電機が設置されている場合もあります。

冷却設備

サーバーは、動いている間に熱を出します。多くのサーバーを同じ場所で動かすと、室内に大量の熱がたまります。

熱がたまりすぎると、機器が正常に動きにくくなることがあります。そのため、空調設備などを使って温度を管理します。

サーバーの前から冷たい空気を送り、後ろから出る熱い空気と混ざりにくくするなど、空気の流れにも工夫があります。

水や液体を使う冷却方法

高性能なサーバーは、多くの熱を出します。そのため、空気だけでなく、水や専用の液体を使って冷やす方法もあります。

たとえば、機器を専用の液体に浸して冷やす方法を「液浸冷却」といいます。液浸冷却は、サーバーの熱を効率よく冷ますために使われる方法の一つです。

すべてのデータセンターが同じ方法を使うわけではありません。置かれている機器や建物の作りに合わせて、冷却方法が選ばれます。

防犯と防災の設備

セキュリティとは、人や情報、機器などの安全を守るための対策です。

データセンターでは、入れる人を制限したり、防犯カメラで確認したりします。カード、指紋、顔などを使って本人を確認する場合もあります。

また、火災や地震などに備える設備も必要です。機器を不正な侵入や災害から守ることも、データセンターの重要な役割です。

データセンターの仕組み

利用者の要求をデータセンターのサーバーが処理して情報を返す流れ

データセンターは、利用者から届いた要求をサーバーで処理し、必要な情報を返す仕組みで動いています。

ここでは、Webサイトを見る場合を例にして流れを説明します。

1.利用者がWebサイトを開く

利用者がスマホやパソコンでWebサイトを開くと、「このページを見たい」という要求がインターネットを通じて送られます。

2.サーバーに要求が届く

利用者からの要求は、Webサイトのデータを持っているサーバーへ届きます。そのサーバーがデータセンター内に置かれている場合があります。

3.サーバーが必要な情報を取り出す

サーバーは、要求されたページの文章や画像などを取り出します。会員情報や注文情報などを確認して、必要な処理をすることもあります。

4.利用者の画面へ情報を返す

サーバーが用意した情報は、インターネットを通じて利用者のスマホやパソコンへ返されます。

このやり取りによって、Webサイトやアプリの画面が表示されます。

電気や通信を止めにくくする

データセンターでは、サーバーが止まりにくいように、電気や通信を管理します。

予備の電源を用意したり、情報が通る道を複数にしたりすることで、トラブルが起きた場合に備えることがあります。

サーバー・データセンター・クラウドの違い

サーバー、データセンター、クラウドの役割の違い

サーバー、データセンター、クラウドは関係の深い言葉です。ただし、それぞれが表すものは違います。

用語かんたんな意味主な役割
サーバー情報を扱うコンピューターデータの保存や処理をする
データセンターサーバーを置く施設電気、通信、冷却、防犯などを管理する
クラウドネット経由で使うサービスの形遠くにあるサーバーの機能を利用者へ提供する

サーバーは情報を保存・処理する機械

サーバーは、Webページ、画像、動画、会員情報などを保存するコンピューターです。

利用者から要求を受けると、必要な情報を取り出して返します。データセンターの中には、このようなサーバーが数多く置かれています。

データセンターはサーバーを守る施設

データセンターは、サーバーそのものではありません。サーバーや通信機器を置き、安全に動かすための建物や設備です。

サーバーを一般の部屋に置く場合と比べて、電気、通信、冷却、防犯などをまとめて管理しやすくなります。

クラウドはインターネット経由で使うサービス

クラウドとは、ソフトやデータの保存場所などをインターネット経由で使うサービスの形です。

たとえば、写真をインターネット上に保存するサービスや、ブラウザで文書を作るサービスがあります。

クラウドのデータが空の上にあるわけではありません。実際には、データセンターなどに置かれたサーバーが処理しています。

つまり、クラウドは利用者から見た「サービスの使い方」であり、データセンターはそのサービスを裏側で支える「施設」です。

データセンターが必要な理由

Webサイトやアプリは、多くの人がいつでも使えることが求められます。

そのためには、サーバーを安全に置き、安定した電気や通信を用意する必要があります。

サービスを止まりにくくするため

Webサイトやアプリが使えなくなると、利用者や会社の仕事に影響が出ます。

データセンターでは、電源、通信、冷却などを管理し、サービスを止まりにくくするための対策を行います。

大切なデータや機器を守るため

会社の情報や利用者の情報を扱うサーバーは、不正な侵入や盗難から守る必要があります。

データセンターでは、入れる人を制限し、防犯カメラなどで設備を見守ります。火災や停電への備えが用意されている場合もあります。

多くのアクセスを処理するため

人気のWebサイトや動画サービスには、多くの利用者が同時にアクセスします。

データセンターでは、複数のサーバーや通信機器を使い、多くのアクセスを処理しやすい環境を作っています。

AIでデータセンターが注目される理由

最近は、AIを使ったサービスが増えています。AIの処理では、高い性能を持つサーバーが使われることがあります。

高性能なサーバーは多くの計算を行うため、電気を多く使い、熱も出やすくなります。そのため、AIを支えるデータセンターでは、電源と冷却の重要性が高まっています。

高性能なサーバーを多く使う

AIは、大量のデータを使って多くの計算を行います。その処理を支えるために、高性能なサーバーが使われます。

1台だけでなく、複数のサーバーを組み合わせて処理することもあります。

電気と冷却がより重要になる

高性能なサーバーを多く動かすには、安定した電気が必要です。同時に、サーバーから出る熱を冷ます設備も欠かせません。

そのため、空気による冷却だけでなく、水冷や液浸冷却などが使われることもあります。

データセンターのメリット・デメリット

データセンターには、サービスを安定して動かしやすいというメリットがあります。一方で、多くの電気や費用が必要になる点には注意が必要です。

データセンターのメリット

サービスを安定して動かしやすい

データセンターでは、電気、通信、冷却などをまとめて管理します。

そのため、Webサイトやアプリを安定して動かしやすくなります。

機器やデータを守りやすい

入れる人を制限したり、防犯カメラで確認したりすることで、サーバーや設備を守ります。

一般の事務所にサーバーを置く場合と比べて、防犯や防災の対策を行いやすい点が特徴です。

停電や通信トラブルに備えやすい

予備の電源や通信の道を用意することで、トラブルに備えられる場合があります。

設備に問題が起きても、サービスへの影響を小さくするための対策を取りやすくなります。

データセンターのデメリット

多くの電気を使う

データセンターでは、多くのサーバーや通信機器が動いています。

サーバーだけでなく、冷却設備にも電気が必要です。そのため、施設全体で多くの電気を使います。

冷却に水を使う場合がある

冷却方法によっては、水を使う場合があります。

水をどのくらい使うかは、データセンターの設備や冷却方法によって異なります。

建設や管理に大きな費用がかかる

データセンターには、建物、電源、通信、冷却、防犯、防災などの設備が必要です。

建てるときだけでなく、使い続けるための管理にも費用がかかります。

環境への配慮が必要になる

多くの電気や水を使う場合があるため、環境への配慮も必要です。

電気の使い方を見直したり、自然の力で作った電気を使ったりする取り組みもあります。

データセンターはどこにあるのか

データセンターは、日本国内にも海外にもあります。都市部だけでなく、郊外や寒い地域に作られることもあります。

場所を選ぶときは、電気や通信を安定して使えるか、災害に備えやすいかなどが重要です。

電気を安定して使える場所

データセンターでは多くの電気を使います。そのため、必要な電気を安定して確保できる場所が求められます。

通信しやすい場所

利用者とすばやく情報をやり取りするには、通信の設備も重要です。

複数の通信回線を使いやすい場所であれば、通信トラブルへの備えもしやすくなります。

災害の危険を考えた場所

地震、水害、停電などの影響を考え、場所が選ばれます。

ただし、すべての災害を完全に避けることはできません。そのため、建物や設備でも災害への対策を行います。

冷却しやすい場所

寒い地域では、外の冷たい空気を冷却に利用しやすい場合があります。

ただし、寒い地域ならどこでもよいわけではありません。電気、通信、災害、土地などの条件をまとめて考える必要があります。

データセンターに関するよくある質問

データセンターは何をするところですか?

サーバーや通信機器を置き、安定して動かすところです。

電気、通信、冷却、防犯、防災などの設備を管理し、Webサイトやアプリを裏側で支えています。

データセンターの中には何がありますか?

主に、サーバー、サーバーラック、通信機器、電源設備、冷却設備、防犯設備などがあります。

サーバーだけが置かれているのではなく、サーバーを動かし続けるための設備もあります。

データセンターの場所が公開されないことがあるのはなぜですか?

機器やデータを守るために、詳しい場所を広く公開しないことがあります。

ただし、すべてのデータセンターが非公開というわけではありません。事業者が地域や施設名を公開している場合もあります。

データセンターはなぜ水を使うのですか?

サーバーから出る熱を冷ますために、水を使う場合があるからです。

ただし、冷却方法は施設によって異なります。空気で冷やす方法や、専用の液体を使う方法もあります。

データセンターが止まるとどうなりますか?

そのデータセンターで動いているWebサイトやアプリ、会社のシステムなどに影響が出ることがあります。

そのため、予備の電源を用意したり、別の場所にもサーバーを置いたりして、止まりにくくする工夫が行われます。

個人でもデータセンターを使っていますか?

個人がデータセンターへ直接申し込んで使うことは多くありません。

しかし、スマホアプリ、動画サービス、クラウドサービスなどを使うことで、間接的に利用しています。

データセンターとサーバールームは同じですか?

どちらもサーバーを置く場所ですが、規模や設備に違いがあります。

サーバールームは、会社や建物の中に作られたサーバー専用の部屋を指すことがあります。データセンターは、サーバーの運用に必要な電気、通信、冷却、防犯などをそろえた専用施設です。

データセンターとはネットサービスを支える専用施設

データセンターとは、サーバーや通信機器を置き、安全に動かすための専用施設です。電気、通信、冷却、防犯などをまとめて管理し、Webサイトやアプリ、クラウドサービスを裏側で支えています。

サーバーは情報を保存・処理する機械、データセンターはその機械を守る施設、クラウドはインターネット経由で機能を使うサービスの形です。この3つを分けて考えると、データセンターの役割を理解しやすくなります。

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