インターフェースとは、人と機械、機械と機械、システムとシステムをつなぐ「接点」のことです。
かんたんに言うと、何かと何かの間に入って、使いやすくしたり、つなげたりするものです。ITでは、画面のボタン、USBの差し込み口、アプリ同士をつなぐ仕組みなどを指します。
この記事では、インターフェースの意味や種類、パソコンでの具体例、UIやAPIとの違いを初心者向けにわかりやすく解説します。
関連するIT用語をまとめて確認したい方は、IT用語一覧もあわせてご覧ください。
インターフェースとは?かんたんに言うと「つなぎ目」のこと

インターフェースとは、2つのものをつなぐ「つなぎ目」や「接点」のことです。
たとえば、テレビのリモコンを考えてみましょう。人はリモコンのボタンを押すだけで、テレビの音量を変えたり、チャンネルを変えたりできます。
このとき、リモコンは「人」と「テレビ」をつなぐ役割をしています。ITでいうインターフェースも、これと近い考え方です。
インターフェースの意味
インターフェースは、英語の「interface」から来た言葉です。
もともとは「境界面」や「接点」という意味があります。ITでは、人や機器、システムをつなぐ部分を指す言葉として使われます。
ここでいうシステムとは、仕事やサービスを動かすための仕組みのことです。たとえば、ネットショップの注文管理や、銀行のATMなどもシステムの一例です。
身近な例で見るインターフェース
身近なインターフェースには、次のようなものがあります。
- スマホの画面
- パソコンのキーボード
- マウス
- USBの差し込み口
- テレビのリモコン
- ATMの操作画面
どれも、人が機械を使いやすくするための接点です。
たとえば、ATMでは画面の案内にそってボタンを押すことで、お金を引き出せます。この画面やボタンが、人とATMをつなぐインターフェースです。
IT用語としてのインターフェース
IT用語としてのインターフェースは、画面だけを指す言葉ではありません。
人が操作する画面、機器同士をつなぐ端子、アプリ同士をつなぐ決まりなど、広い意味で使われます。
つまり、インターフェースとは「何かと何かをつなぎ、やり取りできるようにするもの」と考えるとわかりやすいです。
先に知っておきたい関連用語
インターフェースを理解するために、よく出てくる言葉を先に整理します。
どれも深く覚える必要はありません。まずは、かんたんな意味だけ押さえておきましょう。
| 用語 | かんたんな意味 |
|---|---|
| システム | 仕事やサービスを動かすための仕組み |
| ソフトウェア | スマホアプリや、パソコンの中で動くプログラム |
| ハードウェア | パソコン本体やマウスなど、手でさわれる機器 |
| UI | 人が操作する画面やボタン |
| API | アプリや仕組み同士が情報を渡すためのルール |
| データ | 文字、数字、画像などの情報 |
インターフェースが使われる主な場面
インターフェースは、ITやパソコンのさまざまな場面で使われます。
ここでは、初心者がイメージしやすい3つの場面に分けて見ていきます。
パソコンやスマホを操作するとき
スマホのホーム画面、アプリのボタン、パソコンのメニューなどは、人が機械を操作するためのインターフェースです。
画面が見やすく、ボタンが押しやすいと、利用者は迷わず操作できます。
たとえば、スマホで「電話」のアイコンを押すと、電話アプリが開きます。アイコンとは、画面に出る小さな絵やマークのことです。
機器同士をつなぐとき
USB、HDMI、LANポートなどもインターフェースです。
USBは、マウスやキーボード、USBメモリなどをパソコンにつなぐためによく使われます。HDMIは、映像や音をテレビやモニターに送るためによく使われます。
LANポートは、LANケーブルを差す穴のことです。パソコンをインターネットや社内のネットワークにつなぐときに使われます。
システム同士が情報を受け渡しするとき
インターフェースは、システム同士のやり取りにも使われます。
たとえば、ネットショップで注文した情報が、在庫を管理する仕組みに送られることがあります。このように、仕組み同士が情報を受け渡しする場面でもインターフェースが使われます。
情報をどの形で渡すか、どの手順で受け取るかを決めておくことで、別々の仕組みでもつながって動けます。
ITで使われるインターフェースの種類

インターフェースには、いくつかの種類があります。
ここでは、ITでよく使われる代表的なインターフェースを紹介します。
ユーザーインターフェース(UI)
ユーザーインターフェースとは、人が機械やサービスを操作するための部分です。よく「UI」と略されます。
たとえば、スマホアプリのボタン、入力欄、メニュー、アイコンなどがUIです。
UIがわかりやすいと、使う人は迷わず操作できます。反対に、UIがわかりにくいと、どこを押せばよいのか迷ってしまいます。
ハードウェアインターフェース
ハードウェアインターフェースとは、機器同士をつなぐための接点です。
ハードウェアとは、パソコン本体、スマホ、プリンター、マウスなど、手でさわれる機器のことです。
USB、HDMI、LANポート、イヤホンジャックなどが、ハードウェアインターフェースの例です。
ソフトウェアインターフェース(APIなど)
ソフトウェアインターフェースとは、アプリや仕組み同士が情報を渡すためのルールです。
ソフトウェアとは、スマホアプリや、パソコンの中で動くプログラムのことです。手でさわれる機器ではなく、中で動く仕組みを指します。
たとえば、あるアプリから別のアプリへ情報を送るとき、どの形で送るか、どの手順で受け取るかを決めておく必要があります。その決まりもインターフェースの一つです。
APIは、ソフトウェアインターフェースの代表例です。APIとは、アプリやサービス同士が決まった形で情報をやり取りするためのルールです。
たとえば、天気アプリが外部のサービスから天気情報を受け取るとき、APIが使われることがあります。
APIは少し難しい言葉ですが、初心者のうちは「アプリ同士をつなぐための決まり」と考えれば十分です。
パソコンで使われるインターフェースの例
パソコンで使われるインターフェースには、目に見えるものが多くあります。
ここでは、よく使われる例を紹介します。
USB
USBは、パソコンと周辺機器をつなぐための代表的なインターフェースです。
周辺機器とは、パソコンにつないで使う機器のことです。マウス、キーボード、プリンター、USBメモリなどがあります。
USBを使うことで、パソコンと機器の間で情報をやり取りしたり、電気を送って充電したりできます。
HDMI
HDMIは、映像や音を送るためのインターフェースです。
パソコンとモニター、ゲーム機とテレビ、レコーダーとテレビをつなぐときによく使われます。
たとえば、ノートパソコンの画面を大きなモニターに映したいときに、HDMIケーブルを使うことがあります。
LANポート
LANポートは、LANケーブルを差す穴のことです。
パソコンをインターネットや社内ネットワークにつなぐときに使います。ネットワークとは、パソコンやスマホ同士をつなぐ仕組みのことです。
Wi-Fiよりも通信が安定しやすい場面で使われることがあります。
BluetoothやWi-Fi
BluetoothやWi-Fiも、機器同士をつなぐためのインターフェースとして考えられます。
Bluetoothは、近くの機器を無線でつなぐ仕組みです。ワイヤレスイヤホンやマウスなどでよく使われます。
Wi-Fiは、ケーブルなしでインターネットにつなぐ仕組みです。家庭や学校、会社などで広く使われています。
インターフェースとUIの違い

インターフェースとUIは似ていますが、意味の広さが違います。
UIは、インターフェースの中でも「人が操作する部分」を指します。
UIは人が操作する部分
UIは、利用者が直接見る画面やボタンのことです。
たとえば、スマホアプリのログイン画面、検索ボタン、メニューなどがUIです。
ログインとは、サービスを使うために、自分のアカウントに入る操作のことです。
インターフェースはもっと広い意味で使う
インターフェースは、UIよりも広い意味で使われます。
人と機械をつなぐ画面だけでなく、機器同士の接続部分や、システム同士のやり取りの決まりも含みます。
| 言葉 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| UI | 人が操作する画面やボタン | アプリのボタン、入力画面 |
| インターフェース | 人・機器・システムをつなぐ接点 | UI、USB、API |
インターフェースとAPIの違い

インターフェースとAPIは、混同しやすい言葉です。
APIは、インターフェースの中でも、アプリや仕組み同士をつなぐためのルールです。
APIはアプリ同士をつなぐ決まり
APIは、アプリやサービス同士が情報をやり取りするための決まりです。
人が直接操作する画面ではなく、システムの裏側で使われることが多いです。
たとえば、地図アプリの情報を別のサービスで表示する場面などで、APIが使われることがあります。
APIはソフトウェアインターフェースの代表例
APIは、ソフトウェアインターフェースの代表例です。
インターフェースが「つなぐための接点」だとすると、APIは「アプリや仕組み同士をつなぐための決まり」と考えると理解しやすいです。
つまり、APIはインターフェースとは別物ではありません。インターフェースの中の一つです。
インターフェースとJavaの関係
プログラミングの世界でも、インターフェースという言葉が使われます。
プログラミングとは、コンピューターに動き方を伝える作業のことです。
Javaのインターフェースは「使い方の約束」
Javaとは、コンピューターに動き方を伝えるための言葉の一つです。
Javaでは、「interface」という仕組みがあります。かんたんに言うと、「この使い方をしてください」と先に決めておく約束のようなものです。
たとえば、ある機能を作るときに、名前や使い方を先に決めておくイメージです。
初心者は深く覚えなくてもよい
IT用語としてインターフェースを学ぶ段階では、Javaの細かい書き方まで覚える必要はありません。
まずは「プログラミングでも、使い方の約束をインターフェースと呼ぶことがある」と理解しておけば十分です。
インターフェースとインターフェイスの違い
「インターフェース」と「インターフェイス」は、どちらも英語の「interface」をカタカナにした言葉です。
意味はほぼ同じです。
意味はほぼ同じ
インターフェースとインターフェイスは、どちらも「接点」や「つなぎ目」という意味で使われます。
サイトや本によって表記が違うことがありますが、基本的には同じ意味と考えて問題ありません。
記事では「インターフェース」で統一する
表記が混ざると読みにくくなるため、この記事では「インターフェース」で統一します。
ただし、検索するときは「インターフェイス」と入力しても、同じような情報が出てくることがあります。
インターフェースの言い換え表現
インターフェースは、文脈によって言い換えができます。
わかりにくいときは、次のような言葉に置き換えると理解しやすくなります。
| 言い換え | 使いやすい場面 |
|---|---|
| 接点 | 人や機器、システムがつながる部分を説明するとき |
| つなぎ目 | 初心者向けにかんたんに説明するとき |
| 橋渡し役 | 2つのものをつなぐ役割を説明するとき |
| 操作画面 | UIに近い意味で説明するとき |
接点
「接点」は、インターフェースの意味に近い言い換えです。
人と機械、機器と機器、システムとシステムがつながる部分を表します。
つなぎ目
「つなぎ目」は、初心者向けに説明するときに使いやすい言葉です。
インターフェースとは何かをかんたんに伝えたいときに向いています。
橋渡し役
「橋渡し役」は、2つのものの間に入って、やり取りしやすくする意味で使えます。
たとえば、APIはアプリ同士の橋渡し役と説明できます。
操作画面
画面やボタンの話をしている場合は、「操作画面」と言い換えられることがあります。
ただし、インターフェースは画面以外にも使う言葉です。すべてを操作画面と言い換えられるわけではありません。
初心者が間違えやすいポイント
インターフェースは意味が広いため、文脈によって指すものが変わります。
ここでは、初心者が間違えやすいポイントを整理します。
インターフェースは画面だけを指す言葉ではない
インターフェースと聞くと、スマホやパソコンの画面を思い浮かべる人も多いです。
しかし、インターフェースは画面だけではありません。USBやHDMIのような接続部分、APIのような仕組み同士のやり取りも含みます。
APIはインターフェースと別物ではない
APIは、インターフェースとまったく別の言葉ではありません。
APIは、アプリや仕組み同士をつなぐためのインターフェースの一つです。
「インターフェース」という大きな言葉の中に、「API」が含まれると考えるとわかりやすいです。
オーディオインターフェースとは検索意図が違う
オーディオインターフェースは、マイクや楽器の音をパソコンに取り込むための機器です。
この記事で説明している「IT用語としてのインターフェース」とは、少し検索意図が違います。
音楽制作や配信向けの機材を探している場合は、「オーディオインターフェース おすすめ」などで調べるとよいでしょう。
文脈によって意味が少し変わる
インターフェースは、使われる場面によって意味が変わります。
画面の話ならUI、パソコンの話ならUSBやHDMI、システム連携の話ならAPIのように、何をつないでいるのかを見ると理解しやすくなります。
システム連携とは、別々の仕組みがつながって動くことです。
インターフェースの具体例を一覧で整理
インターフェースの意味を、具体例で整理します。
| 種類 | 意味 | 具体例 |
|---|---|---|
| ユーザーインターフェース | 人とシステムをつなぐ接点 | ボタン、メニュー、入力画面 |
| ハードウェアインターフェース | 機器同士をつなぐ接点 | USB、HDMI、LANポート |
| ソフトウェアインターフェース | アプリや仕組み同士をつなぐルール | API、情報を受け渡す決まり |
| ネットワークインターフェース | ネットワークにつなぐための接点 | LANポート、Wi-Fi接続 |
| プログラミングのインターフェース | 使い方を決める約束 | Javaのinterface |
このように、インターフェースは「何と何をつないでいるのか」によって呼び方や意味が変わります。
インターフェースに関するよくある質問
インターフェースとは簡単にいうと何ですか?
インターフェースとは、何かと何かをつなぐ接点のことです。
ITでは、人と機械、機器と機器、システムとシステムをつなぐ部分を指します。
インターフェースとはパソコンでは何を指しますか?
パソコンでは、USB、HDMI、LANポート、Bluetooth、Wi-Fiなどを指すことがあります。
また、パソコンの画面や操作メニューも、人が使うためのインターフェースです。
インターフェースとインターフェイスはどっちが正しいですか?
どちらも使われます。意味はほぼ同じです。
ただし、記事やサイト内では、どちらか一方に統一したほうが読みやすくなります。
インターフェースとUIの違いは何ですか?
UIは、人が操作する画面やボタンのことです。
インターフェースは、それより広い意味で使われます。UIだけでなく、USBやAPIのような接点も含みます。
インターフェースとAPIの違いは何ですか?
APIは、アプリやサービス同士が情報をやり取りするための決まりです。
インターフェースは、より広い意味の言葉です。APIは、ソフトウェアインターフェースの代表例と考えるとわかりやすいです。
インターフェースという言葉はどんな場面で使いますか?
パソコンの接続部分、スマホアプリの画面、システム同士の情報の受け渡しなどで使います。
使われる場面によって意味が少し変わるため、「何と何をつないでいるのか」を見ると理解しやすいです。
まとめ:インターフェースとは、人・機器・システムをつなぐ接点のこと
インターフェースとは、人と機械、機械と機械、システムとシステムをつなぐ接点のことです。
かんたんに言うと、「つなぎ目」や「橋渡し役」のようなものです。
- スマホの画面やボタンは、人とスマホをつなぐインターフェース
- USBやHDMIは、機器同士をつなぐインターフェース
- APIは、アプリやサービス同士をつなぐソフトウェアインターフェース
- Javaでは、使い方の約束としてインターフェースという言葉が使われる
インターフェースは、使われる場面によって少し意味が変わります。
迷ったときは、「何と何をつないでいるのか」を考えると理解しやすくなります。

